文句なしの大賞受賞作! 『獄門撫子此処ニ在リ』を紹介します。

ラノベ紹介
リュウ
リュウ

皆さんこんにちは、リュウです。
今回はガガガ文庫より『獄門撫子此処ニ在リ』を紹介します。

『獄門撫子此処ニ在リ』ってどんな作品?

『獄門撫子此処ニ在リ』は著「伏見七尾」、イラスト「おしおしお」で贈られる現代怪異譚ですね。
第17回小学館ライトノベル大賞では【大賞】を受賞しました。
ちなみに前回の大賞受賞作は「このライトノベルがすごい!2023」で新作部門1位を取った『わたしはあなたの涙になりたい』です。
この作品はブログでも紹介しているので、良ければこちらもご覧ください!

著者の伏見先生はこの作品でデビューされた作家さんですね。

リュウ
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デビュー作からめちゃめちゃ面白かったので、今後も追っかけていこうと思います!
注目の作家さんです!

イラストを担当されたおしおしお先生は他にも、MF文庫より発売されている『姫さま、世界滅ぶからごはん食べ行きますよ!』や、LINE文庫より発売されている『折り鶴の恩返し』などの作品のイラストも担当されています。
※以下書影をタップすればBookwalkerさんのページに飛ぶことができます。

リュウ
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『獄門撫子此処ニ在リ』の表紙めっちゃくちゃ好きなんですよね……!
特に手から伸びている六道鉄鎖のうねり具合がすっごい好きです!

メインキャラを4文でサクッと紹介

獄門 撫子ごくもん なでしこ

本作の主人公で、16歳の少女。
「鬼の末裔」や「呪われた一族」と呼ばれる獄門家に生まれ、化物を喰らわないと腹を満たすことができないという体質を持つ。
その一方、実はかわいいものが大好きで、特にオオサンショウウオがお気に入り。
六道鉄鎖ロクドウテッサというそれぞれに固有の能力を持つ6本の鎖を武器に、強力な化物たちと戦う。

無花果いちじく アマナ

ひょんなことから撫子と協力関係を結ぶことになった女子大生。
自称「普通の人間」だが、時々明らかに「普通」ではない行動を起こす。
どうやら撫子個人に強い興味を抱いているようで…?
のらりくらりとした性格の人物で、「胡乱うろん」という言葉がよく似合う美女。

あらすじ

その乙女、化物を喰らうさだめ――

これが応募総数1469作品の頂点。
第17回小学館ライトノベル大賞《大賞》受賞作!

獄門家――地獄より現れた血族。怪異ひしめく古都・京都を根城とする彼らは、呪術を操る胡乱な者どもはもとより、化物にすら畏怖されていた。
そんな凶家の末裔たる乙女――獄門撫子は、化物を喰らうさだめの娘。
荼毘の炎から取りあげられた、このうえなくうつくしく――このうえなく、忌まわしい娘。

しかし……
「撫子か。なるほど、その名の通り可憐だな。」
このうえなく奇妙で、胡乱で、美しい女――無花果アマナ。
自らを恐れもせずに笑う彼女との出逢いが、撫子を変えていく。

花天井に潜むもの。箱詰される人身御供。学園にあざなえる呪い。人を幻惑するけもの。かたちなき化物。
次々と怪異に挑むうち、二人はやがて目を背けていた己そのものと対峙する。

「あなたさえいなければ、わたしは鬼でいられたのに。」

鬼の身体にヒトの心を宿す少女と、ヒトの身に異形の魂を抱える女。
二人のつむぐ縁が、血の物語の封を切る。
TYPE-MOON武内崇氏も認めた、おそろしくもうつくしき、少女鬼譚。

Amazonより引用

感想

ストーリー

本作は化物を喰らう獄門家の少女・撫子と、怪しく胡乱な美女・アマナの2人がバディを組み、強大な怪異と対峙していくお話ですね。
いや~めちゃくちゃ面白かったです。
これは大賞も納得ですね。
何と言ってもストーリーの組み立て方が上手かったです。
2人の出会いが描かれる序盤、2人が協力して怪異に立ち向かう中盤、そして2人の秘密が明かされる終盤と、面白い展開がノンストップで続くので、最後まで飽きることなく読み進められました。
特に終盤の展開は良すぎてちょっと泣きそうになりましたね……。
公式のあらすじにも載っている
あなたさえいなければ、わたしは鬼でいられたのに……ッ!
の1文は挿絵も相まって心にズンと響きました。
バトルシーンもめちゃめちゃに面白く、まだ発売初日ですけど早くアニメで見てぇってなりましたね笑
というか主人公の能力が「六道」っていうのがズルいんですよ!
6つの能力を持った鎖を操る女主人公とかテンション上がらないわけがないじゃないですか!
こういうのってどの能力が1番好きか人によって全然違うのが面白いですよね。
ちなみに僕は「畜生道」の能力が1番好きです。
皆さんも読んだら是非教えてくだされ。
全体的に見て1巻はデビュー作とは思えないほど完成されたストーリーだったと思うんですけど、唯一不安なのが2巻でこれを超えられるかってところですね。
1巻で終わらせるには勿体ない設定がたくさん眠っていると感じたので、是非とも伏見先生には1巻を超える2巻を書いてもらいたいです……!
今後の展開を楽しみにしています!

キャラ

撫子がとにかく可愛い!
戦闘では間違いなく最強格の1人なんですけど、年相応の素直さのせいで怪異側にしてやられる場面なんかもあってすごく良かったですね笑
食べるのが好きすぎてすぐにウナギで釣られたりするのも可愛いです。
いっぱい食べる君が好きってやつです。
まあ彼女化物食わなきゃ生きていけないんですけど……。
そしてもう1人のメインキャラ、自称「普通」のアマナさんも良いキャラしてましたね。
正直最初は全然本心を見せてくれないので、う~ん?といった感じだったのですが、終盤になるにつれて彼女の本心がだんだんと見えてきて、どんどん好きになっていきました。
常に飄々としていてあまり感情を出さないようなキャラが感情むき出しにするシーンとか本当好きなんですよね。
百合、というジャンルにくくっていいのかは意見が分かれそうですが、少なくとも美少女と美女が互いにでかい感情をぶつけ合うので、そういうのが好きであればこの2人のことがすっごく好きになれると思います。
2人だけじゃなく、本作はまだまだ魅力的なキャラが多数登場するのですが、流石に彼らについてまで書いてしまうと文字数がすごいことになってしまうので一旦やめておきます笑
気になった方は実際に読んで確かめてみてください!

読みやすさ

ページ数が400近い・漢字がかなり多め・難しい用語が結構たくさん出てくるので、正直読みやすいかって言われると中々難しいところですが、一気読みさせてくれる熱量と面白さを持っていることは確かです。
試し読みなどをして、いけそう!面白そう!と感じた方は是非!

まとめ

総合評価

ストーリー
★★★★★★★★★
9/10
キャラ
★★★★★★★★★
9/10
読みやすさ
★★★★★★★
7/10

こんな人におすすめ!

カッコよくて可愛い女の子が好きな人
迫力あるバトルシーンが描かれる作品が好きな人
読み応え抜群の、カロリーある作品が好きな人

リュウ
リュウ

今回はガガガ文庫より『獄門撫子此処ニ在リ』について書きました!
最後までご覧くださりありがとうございました!
この作品が気になった方は、下のリンクからお買い求めいただけると幸いです。

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獄門撫子此処ニ在リ
その乙女、化物を喰らうさだめ――。 これが応募総数1469作品の頂点。 第17回小学館ライトノベル大賞《大賞》受賞作! 獄門家――地獄より現れた血族。怪異ひしめく古都・京都を根城とする彼らは、呪術を操る胡乱な者どもはもとより、化物にすら畏怖さ…

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獄門撫子此処ニ在リ

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