TS×VRMMOファンタジー『アストラル・オンライン』を紹介させていただきます。

皆さんこんにちは、リュウです。
今回はHJ文庫様より『アストラル・オンライン』について書かせていただきます。

『アストラル・オンライン』ってどんな作品？
用語解説
メインキャラを4文でサクッと紹介
あらすじ
感想

『アストラル・オンライン』ってどんな作品？

『アストラル・オンライン』は著者「神無かみなフム」、イラストレーター「珀石碧はくいしあおい」で贈られる、ファンタジー作品です。

著者の神無フム先生はこの作品でデビューされた作家さんですね。

イラストレーターの珀石碧先生は他にも、富士見ファンタジア文庫様より発売されている『私、救世主なんだ。まぁ、一年後には死んでるんだけどね』や、講談社ラノベ文庫様より発売されている『詐欺シスター』などの作品のイラストも担当されています。
※以下書影をタップすればBookwalkerさんのページに飛ぶことができます。

この作品について詳しく紹介している記事はこちら

用語解説

『アストラル・オンライン』

本作の舞台で、神ゲーと名高いVRMMO。
同時接続者数は驚異の１千万人。

メインキャラを4文でサクッと紹介

ソラ（上條蒼空かみじょうそら）

本作の主人公で、高校2年生の少年。
神ゲーはもちろん、並みのプレイスキルではクリアできないようなクソゲーまで分け隔てなくプレイする、「雑食」で「ガチ」のゲーマー。
神ゲーと名高い『アストラル・オンライン』をプレイした結果、ゲーム内・リアル共に銀髪碧眼の美少女になった。
ゲーム内での役職は〈付与魔術師〉で、バッファーとしてもアタッカーとしても優秀。

シン（高宮真司たかみやしんじ）・ロウ（上月志郎こうづきしろう）

2人ともソラとは10年以上の付き合いがある親友。
シンは高身長のイケメンで、ロウは爽やかな好少年。
プレイスタイルはエンジョイ勢だが、どちらもちゃんと強い。
シンの役職はアタッカーの〈魔術師〉で、ロウの役職はディフェンダーの〈騎士〉

クロ（小鳥遊黎乃たかなしくろの）

本作のメインヒロインで、黒髪の美少女剣士。
プロゲーマーも所属するクラン、〈ヘルアンドヘブン〉に所属しており、〈黒姫〉という異名で他プレイヤーから畏おそれられている。
ソラの妹弟子でもあり、ソラも認める天才ゲーマー。
天然で、ソラに物凄く懐いている小動物系女子。

あらすじ

雑食ゲーマーであり、ガチのゲーマーである少年・上條蒼空。
そんな彼は親友に誘われ、ソラとして『アストラル・オンライン』を始めることに。
だが〈始まりの広場〉で親友2人と共に待ち合わせをしていたソラは、ゲーム開始直後、謎の城に転送されてしまう。
そこでソラの前に現れたのは、『アストラル・オンライン』のラスボス・魔王シャイターン。
レベル1ながら善戦したソラだったが、魔王に敗北。〈魔王の呪い〉を受けてしまう。
だがその呪いというのが、‟ゲーム内でもリアルでも美少女になる” ‟MP消費が常に10分の1になる” ‟天命残数を1消費して〈天使化〉できるようになる” などととんでもないものばかりで――。
魔王を倒して呪いを解くため、呪いを利用して最弱職の少女（少年）は戦う！
心躍るTS×VRMMOファンタジーがここに！

感想

HJレビュアープログラムで頂いた作品ですね。
HJ文庫様、いつも本当にありがとうございます。

まずはストーリーの感想から。
魔王のせいで美少女になってしまった元少年が、魔王を倒すべくチートスキルを使いこなして最弱職から成り上がる作品ですね。
主人公ソラの扱うスキルはどれもチートと呼んで差し支えないほど強力なものですが、『アストラル・オンライン』の敵MOBもかなり強力で、単純な無双になっていなかったのが良かったです。
やっぱり、主人公スキル発動→敵チュドーンだとつまらないですからね。
強力な敵に対して強力なスキルを臨機応変に使い分けて対応していくソラはまさに理想のゲーマーの姿でしたし、読んでいてとてもワクワクしました。
終盤のVSバアル・ジェネラルも面白かったのですが、個人的には序盤のVSスライムドラゴンが特に好きでしたね。
アタッカーのシン・ディフェンダーのロウ・バッファーのソラと、役職の違う3人が声掛けをしながら協力して高レベルのモンスターに挑む、という展開はかなりアツく、高校時代に友人とハマっていたゲームを思い出しました笑
……MMORPG久しぶりにやりたいなぁ。
1巻では明かされなかった謎も多数あったので、2巻以降のストーリーが楽しみです！

次にキャラの感想。
主人公のソラがいいですね。
他の人が持たないような強力なスキルを持ってるにもかかわらず、他人を見下したり驕ってないところにとても好感が持てました。
もちろんメインヒロインのクロもすごく可愛かったですね。
僕は主人公にだけ懐いてるヒロイン愛好家なので、とてもぶっ刺さりました。
2人は末永く幸せになってくれ～

最後に読みやすさ。
文章自体は読みやすかったんですけど、如何せんテーマがテーマなのでちょっとここは人によって分かれそうですね。
僕は結構ゲームをする方なのでスラスラと読めましたが、ゲームを普段からしない人や、ガチガチのファンタジー作品に慣れてない方にとっては少し読みにくいんじゃないかなぁと思いました。