超王道の学園ファンタジー! 『アルマーク』を紹介させていただきます。

ラノベ紹介

皆さんこんにちは、リュウです。
今回はMFブックス様より『アルマーク』について書かせていただきます。

『アルマーク』ってどんな作品?

『アルマーク』は著者「やまだのぼる」、イラストレーター「出水でみずぽすか」で贈られる、ファンタジー作品です。

著者のやまだのぼる先生はこの作品でデビューされた作家さんですね。
主に「小説家になろう」で活動されています。

イラストレーターの出水ぽすか先生は他にも、ガガガ文庫様より発売されている『キルぐみ』や、集英社様より発売されている『約束のネバーランド』などの作品のイラストも担当されています。

※以下書影をタップすればBookwalkerさんのページに飛ぶことができます。

出水ぽすか先生のイラスト本当に大好きなんですよね……!
3年前に開催された個展にも行きました!

用語解説

北の傭兵

何十年も戦乱が起こっている北の地で、一攫千金を求めて傭兵として戦場を駆け回っている人々の総称。
戦乱のない南の人物たちからは‟蛮族”と見なされている。

ノルク魔法学院

南の方に存在しており、魔法の才能さえあれば出身地、身分の上下にかかわらず誰でも平等に教育が受けられる学校。
入学は原則9歳で、計6年間の学院生活を経て正式に魔術師になることができる。

メインキャラを4文でサクッと紹介

アルマーク

本作の主人公で、11歳の少年。
北の傭兵の息子として生まれたため、自らもまた幼い時から剣を振って前線で戦ってきた。
魔法の才能を早くから認められていたが、北の情勢が悪化したため、ノルク魔法学院への入学は2年遅れてしまった。
努力家で勤勉な、人好かれのする人物。

ウェンディ・バーハーブ

本作のメインヒロインで、アルマークのクラスメイト。
クラスで4人しかいない貴族の1人で、ガルアーク王国有数の大貴族、バーハーブ家のご令嬢。
貴族でありながら身分関係なく誰にでも優しい女の子で、転校したてのアルマークを献身的に手助けしている。
武術に関しても魔術に関しても優秀で、非の打ち所のない優秀な生徒。

モーゲン

アルマークのクラスメイトで、彼の友達。
お菓子が大好きな小太りの男の子で、穏やかな性格をしている。
魔術も武術もクラスメイトに劣っているものの、とある能力をアルマークからかなり高く評価されている。
気弱で優しすぎるが故に、中々前に出ることができないタイプの少年。

トルク・シーフェイ

アルマークのクラスメイトで、いじめっ子気質の少年。
クラスで4人しかいない貴族の1人でプライドが高く、平民である他生徒を見下している。
特に2年遅れで入学したアルマークのことはかなり敵視しており、事あるごとに彼に突っかかっている。
武術も魔術も優秀だが、その性格故にあまり好かれてもいない人物。

あらすじ

戦乱の絶えない北の地で、傭兵の息子として生まれたアルマーク。
彼はノルク魔法学院からやって来た老人に早くから魔法の才能を見出されたが、周りに傭兵しかいない環境で育ったため、自らも傭兵として生きることを決意する。
だがしかし当時9歳だったアルマークが戦闘で重傷を負ったため、アルマークの父は彼に「平和な南で才能を生かし、偉くなれ」と伝え、彼もその約束を果たすため旅に出ることに。
そしてアルマークはたった1人、2年もの歳月をかけ、北の地からノルク魔法学院へと辿り着いた。
2年をかけて入学し、魔術師としての1歩を踏み出したアルマークだったが、クラスでは南と北、貴族と平民の間に見えない溝が横たわっていて――。
アルマークは北の傭兵としての力を以って、そして友人たちの力を借りて、この現状を変えていく。
超王道にして超正統派、至高の学園ファンタジーここに開幕。

感想

kyoikyoiさんという方のブログを見て読もうと思った作品ですね。
めっちゃくちゃ面白かったので大満足です!
kyoikyoiさんのブログはこちら

まずはストーリーの感想。
北の傭兵の息子として生まれた主人公・アルマークが魔法学院に入り、友人たちと共に成長していく物語ですね。
これぞ王道!といった感じのストーリーで、読んでいてワクワクが止まりませんでした笑
1巻は〈魔法学院入学編〉ということで、まず序盤はアルマークが魔法学院に入学するまでの過程が描かれるのですが、この時点でもう面白かったですね……
傭兵の息子として父を支え、剣と共に生きようとするアルマークに、息子は南で魔術師として平和に生きてほしいと願うアルマークの父。
う~ん…どちらも相手のことを考えているからこそ、ここら辺は本当に難しいですよね……
結局折れたのはアルマーク。
ここから彼はたった1人、2年の旅を経て魔法学院に入学します。
2年!?9歳の子が2年!?となりましたが、まぁ屈強な傭兵の息子ですし()
そしてこの2年間の旅で得たものが後の展開に繋がっていくのが本当にいいんですよね……
終始面白さが右肩に上がり続ける、素晴らしいストーリーでした!
2巻もすぐに買います!

次にキャラの感想。
主人公のアルマークは勤勉で努力家な、すごく応援したくなるような男の子でしたね。
また、冷静に物事を考えることのできる頭脳や友人に対する気遣いなども相まって、全然11歳には思えませんでした笑
そしてメインヒロインのウェンディはとっても優しい女の子で、こんなに優しくされたら誰でも惚れちゃうよ…ってくらいみんなに優しいです。
そんな中意外にも好奇心旺盛な一面も持っており、アルマークを連れて冒険しようとするところは、そのお淑やかな雰囲気とのギャップで萌えました。
ギャップ萌えしか勝たん。
気弱なモーゲンやいじめっ子のトルクに関しても丁寧に描かれていて、誰も蔑ろにされてなかったのがすごく良かったです。

最後に読みやすさ。
オトナのエンターテインメントノベル・MFブックス様から出てますけど、とんでもなく読みやすいです。
多分小学生の方でもめちゃめちゃ楽しめると思います。
もちろん大人の方も楽しめると思いますし、ファンタジー作品によっぽどの忌避感を抱いている方でなければ、誰にでもオススメできる作品です!
大判ラノベなので少々値段は張りますが、是非読んでみてください!

総合評価

ストーリー
★★★★★★★★★
9/10
キャラ
★★★★★★★★★★
10/10
読みやすさ
★★★★★★★★★★
10/10

こんな人におすすめ!

王道ファンタジー作品が好きな人
努力家な主人公優しいヒロインが好きな人
読みやすい作品が好きな人

今回はMFブックス様より『アルマーク』について書かせていただきました!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
この作品が気になった方は下のリンクからお買い求めいただけると幸いです。

アルマーク1 魔法学院入学編
北の傭兵の息子は、南の魔法学院を変えていく――。 戦乱の絶えない北の地で、傭兵の息子として生まれたアルマーク。彼は南から来た老人に魔法の才能を見出されるが、傭兵として成長し、幼くして一人前の戦士となる。しかしアルマークの父は、彼に平和な南の地で魔…

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