皆さんこんにちは、リュウです。
今回はTOブックスより『乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル』について紹介します。
※タイトルが少し長いので、今後は『乙サバ』と表記します。
『乙サバ』ってどんな作品?
『乙サバ』は著「春の日びより」、イラスト「ひたきゆう」で贈られる異世界バトルファンタジー作品ですね。
2023年8月17日現在、6巻まで発売されています。
著者の春の日びより先生は他にも、Kラノベブックスより『悪魔公女』という作品も出されています。
※以下書影をタップすればBookwalkerさんのページに飛ぶことができます。
こちらも『乙サバ』と同じでちっちゃい女の子が主人公なんですね。
中々にダークそうな表紙とタイトルなので気になります……!
イラストを担当されたひたきゆう先生は他にも、HJ NOVELSより発売されている『マギカテクニカ』や、GA文庫より発売されている『S級冒険者が歩む道』などの作品のイラストも担当されています。
ひたきゆう先生のイラストって本当に色使いが綺麗ですよね……!
一目見てすぐファンになっちゃいました笑
メインキャラを4文でサクッと紹介
アリア(アーリシア)
本作の主人公で、7歳の少女。
ひょんなことから自らが住んでいる世界がとある乙女ゲームの世界であることを知り、決められたシナリオに抗うため力を付けることを決意した。
『乙女ゲーム』では‟メインヒロイン”のポジション。
幼いながらも聡明で、強い意志を持った努力家。
エレーナ
クレイデール王国の第一王女で、アーリシアと同じく7歳の少女。
物心つく頃から異様なまでの英才教育を施されたことで強力な魔力を手に入れたが、それと引き換えに身体の丈夫さを失ってしまった。
『乙女ゲーム』では‟悪役令嬢”のポジション。
自分の身体と心を救ってくれたアーリシアに惹かれ、彼女ととある1つの‟誓い”を結ぶ。
あらすじ
剣と魔法の世界シエルで孤児として生きていた少女アーリシア。
Amazonより引用
ある日、彼女は自分が“乙女ゲームのヒロイン”であると知ってしまう。両親の死さえ単にストーリーの一部だったのだ。アーリシアはヒロインの役割を「くだらない」と一刀両断すると、冒険者『アリア』を名乗り、次第に複数の武器と魔法を操る「殺戮(さつりく)の灰かぶり姫」へと成長していく! だが、“悪役令嬢”の護衛依頼を受けたことで、気付かぬ間に貴族同士が争うゲームの舞台に巻き込まれていき――?
「私は“私”だ。ゲームの登場人物じゃない!」
武器を作れ! 技を鍛えろ!
強敵との戦いに生き残り、乙女ゲームをぶち壊せ!
戦うヒロインが魅せる、壮絶&爽快な異世界バトルファンタジー!
感想
ストーリー
本作は7歳の少女・アーリシアが決められた運命を打破するために力を付け、冒険者のアリアとして過酷な世界を生き抜いていくバトルファンタジー作品ですね。
まずこの作品、すっごく面白かったです。
タイトルから最初は「最強な女の子が乙女ゲームの世界で楽々サバイバルをする作品なのかな?」と思っていたのですが、それは全然違いました……。
というのもこの世界かなり弱肉強食なんですよね。
動物や魔物だけでなく、その特殊な出自のせいで人間まで全力でアリアを排除しに来るので全く油断ができません。
Theサバイバルといった感じです。
なので「乙女ゲーム」と聞いてふわふわした世界観を思い浮かべているとちょっと面食らうかもしれませんね。
そしてアリアも最初から強いわけでは決してないので、多くの強者にスパルタな訓練をつけてもらってだんだんだんだん実力を上げていきます。
この「実力」というのが数値で可視化されることでわかりやすくなっていたのが良かったですね。
【魔力値:37/45】△32UP
みたいに表示されるので、アリアの成長具合が一目で分かってとてもワクワクしながら読み進められました。
バトルファンタジーというジャンルの通りバトルシーンにはかなり力が入っていて、様々なスキルと聡明な頭脳を活かして強敵に立ち向かう展開には心を掴まれましたね。
「チートで無双する」とかよりも僕は「手に汗握るような大接戦」の方が好きなので、本作のようなバトルは肌に合っていました。
立ちはだかる強力な敵を前に、アリアは今後どのような力を付け、どのような道を辿るのか。
1巻はまだまだ序章といったところでしたので、2巻以降が非常に楽しみです!
キャラ
主人公のアリアはまだ7歳ですけど覚悟が決まりまくっててすごく良かったですね。
毎日毎日ストイックに過酷な訓練をこなし、命を懸けたバトルでは情け容赦なく敵を全力で○しにいく姿は鮮烈でした。
到底7歳とは思えぬ。
また、上級執事のグレイブとの死闘の末にアリアが発した一言はかなり痺れましたね。
まさに「強くてカッコイイ女の子」でした。
ヒロイン?となりそうなエレーナちゃんも可愛く強く、今後どのような形でアリアと関わっていくのかが非常に気になりますね。
師匠ポジの面々も全員癖があって良かったです。
個人的には最初にアリアに基礎を教えたフェルドさんが好きでした。
2巻以降でまた再会すると思うのでとても楽しみです!
読みやすさ
先ほども書きましたけど実力がステータスとして数値で表されてたのが分かりやすくて好きでしたね。
縦書きのせいでちょっとだけ見にくくはなってしまっていましたが……。
ただ文章自体は全然問題なく、最後までスラスラ読み進めることができました。
これは是非2巻以降も読みたいですね……!
バトルファンタジー作品が好きな方ならきっと気に入る気がします!
おすすめの1冊です!
まとめ
総合評価
ストーリー
★★★★★★★★
8/10
キャラ
★★★★★★★★
8/10
読みやすさ
★★★★★★★
7/10
こんな人におすすめ!
・強くてカッコイイ女の子が好きな人
・熱いバトルが描かれる作品が好きな人
・だんだん主人公が強くなっていく作品が好きな人
今回はTOブックスより『乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル』を紹介しました!
最後までご覧くださりありがとうございました!
この作品が気になった方は、下のリンクからお買い求めいただけると幸いです。