『この青春にはウラがある！』を紹介します。

リュウ

皆さんこんにちは、リュウです。
今回は電撃文庫より『この青春にはウラがある！』を紹介します。

『この青春にはウラがある！』ってどんな作品？
メインキャラを3文でサクッと紹介
あらすじ
感想
まとめ
最後に

『この青春にはウラがある！』ってどんな作品？

『この青春にはウラがある！』は著「岸本和葉」、イラスト「Bcoca」で贈られるラブコメ作品ですね。

著者の岸本先生は他にも、同じく電撃文庫より『今日も生きててえらい！』や、オーバーラップ文庫より『一生働きたくない俺が、クラスメイトの大人気アイドルに懐かれたら 』などの作品も出されています。
※以下書影をタップすればBookwalkerさんのページに飛ぶことができます。

リュウ

岸本先生の作品は実は読んだことなかったんですよね……。
『クラなつ』は以前から気になっていたので、いつか時間ができたら読んでみたいです！

イラストを担当されたBcoca先生は他にも、講談社青い鳥文庫より出されている『今日から死神やってみた！』や、ガガガ文庫より発売されている『氷結令嬢さまをフォローしたら、メチャメチャ溺愛されてしまった件』などの作品のイラストも担当されています。

リュウ

Bcoca先生のイラストは本当に可愛いですよね……！
これからももっと色んな作品のイラストを担当していってほしいです！

メインキャラを3文でサクッと紹介

花城夏彦はなしろなつひこ

本作の主人公で、高校2年生の少年。
生徒会長のウラを知ったことをきっかけに、雑務係として生徒会に入ることに。
馬鹿でスケベで女好きではあるが、優しく気遣いのできる一面も持つイケメン。

一ノ瀬いちのせ ひより

本作のメインヒロインで、表紙の女の子。
夏彦とは幼馴染同士で、小中高と共に同じ学校に通っている。
一人称が「ウチ」、空手歴が10年の暴力的ヒロイン。

八重樫唯 やえがし　ゆい

本作のヒロインの1人で、夏彦の通う私立鳳明高校の生徒会長。
成績優秀・運動神経抜群で、1年生の頃から生徒会長を務める才媛。
という一面とはウラ腹に、実は超が付くほどのポンコツ属性持ち。

紫藤しどう アリス

本作のヒロインの1人で、唯先輩を支える副会長。
藤色の髪と日本人離れしたスタイルを持つハーフの美少女で、校内にファンクラブが存在する。
真面目な性格で、しっかり者のお姉さん。

双葉椿姫ふたばつばき

本作のヒロインの1人で、書記を務めている1年生。
控えめな性格で、表情の変化が乏しい小動物のような少女。
無垢そうな見た目とはウラ腹に、少しムッツリな一面も。

榛七はるな ルミ

本作のヒロインの1人で、夏彦のクラスメイト。
最大限整ったビジュアル＆男子に対する積極的なボディタッチで、クラスのほとんどの男子を虜にしている。
彼女の明るくて人懐っこい性格のウラには、一体何が隠されているのか……。

あらすじ

高嶺の花は、努力とウソで出来ている――!

友達は多いが親友はいない。運動も勉強もそこそこ――自称「ウラオモテの無い高校生」こと俺・花城夏彦は、憧れの生徒会長・八重樫さんがノーパンかもしれないことに気付いたせいで生徒会室に連行されてしまう!
体育会のエース・一ノ瀬ひより、天才肌の年上副会長・紫藤アリス、寡黙な秀才・双葉椿姫……。そこで俺は、華々しき青春を謳歌する鳳明高校生徒会の《ウラ》を目の当たりにする。

「卒業まであと8ヶ月、花城君にもお手伝いをしてもらいます!」
「えぇ! じゃあやっぱりアレ、穿いてなかったんですか!!?」

成績、友人関係、世間体――すべては「完璧な高校生活」のため。輝かしい青春のウラ側で自分らしさを殺してきた彼女たちの生徒会活動に巻き込まれることになり!?
誰もが羨む楽しげな青春のウラには努力とウソが隠されているのかもしれない――。
完璧(?)な彼女たちと過ごすタネも仕掛けもある学園ラブコメ、開幕!
Amazonより引用

感想

ストーリー

本作は全校生徒の憧れの生徒会長が実はノーパンなのではないか、という疑惑を主人公が抱くところから物語が始まるラブコメ作品ですね。
面白かった～！
僕は昔から「学園ラブコメのヒロインは1人で十分」を主張している人間なので、ヒロインが何人も登場する作品は少し苦手な傾向にあるのですが、それを差し引いたとしても満足のいく面白さでした。
作者さんのコメディセンスが存分にあふれていましたね。
キャラ同士のコミカルな掛け合いを書くのは本当にセンスが必要なことだと思うので、素直にすごいと感心しました。
また、タイトルに‟ウラ”とあるので、品行方正な優等生が実はウラ垢で過激な写真を上げていたり、ウラで生徒を恐喝していたりするのではないかと、読む前はそういった過激な想像をしていたのですが、実際は全然違いましたね笑
生徒会の面々のウラは、「完璧に見えて実はポンコツで天然」、「大人しそうに見えて実はムッツリ」などの可愛いものばかりでした笑
こんなん好感度下がるどころか上がりますよ！
特に幼馴染兼暴力系ヒロイン・ひよりが終盤に見せた‟ウラ”にはやられましたね。
あの一言だけで即推しが決まるほどの破壊力でした。
この幼馴染は勝ちそうですね……！
というか絶対勝ってください！
3巻まで決定しているっぽいので、これからの展開が非常に楽しみです！

キャラ

みんな個性的で良い子！
様々な‟ウラ”を持つヒロインズ。
「女子に噓は吐かない」というポリシーを持つウラオモテの無い主人公。
この2つが綺麗な対比関係になってましたね。
主人公は「可愛い」や「綺麗」にとどまらず、ガッツリとした口説き文句まで恥ずかしげもなくスラスラ言えるタイプのイケメンです。
これはいいですね。高評価です。（何様？）
やっぱりうじうじして何も言わない主人公よりは、ハッキリと褒めるべきところは褒める主人公の方が読んでて好感持てますよね。
そういう意味で夏彦は、まさに理想の主人公像という感じがしました。
唯一残念だった点を挙げるとすれば、「主人公の友人ポジの男キャラ」がいなかったことですかね。
いつも主人公とバカ騒ぎしているような軽い奴なのに、恋に関しては一途で何年も特定の相手に片想いを続けている。みたいなキャラが欲しかったです。
まあこれは完全に僕の癖へきなので、こんなこと思ってる人はほとんどいなさそうですけど……笑
ヒロインズに関してはみんな個性的で魅力的でしたけど、1巻時点ではやっぱりまだまだスポットライトが当たってない部分もあるなと感じたので、そこら辺も含めて深掘りされるであろう2巻以降が楽しみです。
僕はひよりさんを最後まで推していきますよ！！！

読みやすさ

ベテラン作家さん×ラブコメ作品ということでめちゃめちゃ読みやすかったですね。
キャラクター同士の掛け合いがテンポよく展開されていて、最後まで楽しく読み進められました！
ページ数もギリギリ300ページ未満なので、ラノベ初心者さんにも全力でおすすめできます！
まだ1巻しか発売されてない＆3巻まで確約されているので、手を出しやすいところも魅力です！
気になった方は是非チェックしてみてくださいね！