ダクファン好きにはたまらない1冊! 『月花の少女アスラ』を紹介します。

ラノベ紹介
リュウ
リュウ

皆さんこんにちは、リュウです。
今回はDREノベルスより『月花の少女アスラ』を紹介します。

版元ドットコムより『月花の少女アスラ』書影

『月花の少女アスラ』ってどんな作品?

『月花の少女アスラ』は著「葉月双」、イラスト「水溜鳥」で贈られるダークファンタジー作品ですね。

著者の葉月先生は他にも、GA文庫より『悪逆皇帝の絶対魔装《ブラックドレス》』や、『灰燼の魔法士と魔導戦艦』などの作品も出されています。
※以下書影をタップすればBookwalkerさんのページに飛ぶことができます。

イラストを担当された水溜鳥先生は他にも、PHPジュニアノベルより発売されている『あやかし図書委員会』や、二見サラ文庫より発売されている『小樽おやすみ処カフェ・オリエンタル』などの作品のイラストも担当されています。

登場人物を4文でサクッと紹介

アスラ

本作の主人公で、13歳の少女。
3歳の時に自身の前世が傭兵だったことを思い出し、今世でも傭兵として傭兵団《月花つきばな》を結成した。
拷問をするのもされるのも好きという、生粋の狂人。
目的のためなら手段をいとわない。

ルミア

傭兵団《月花》の副長を務める28歳の女性。
当時3歳のアスラを10年間育て、彼女に自身の戦闘技術を全て叩き込んだ。
団長のアスラ含め、団員全員が認める「《月花》最強」
性格は比較的温厚だが、それ故に絶対怒らせてはいけないタイプ。

ユルキ

《月花》のメンバーの1人で、18歳の少年。
元々は超有名盗賊団の団長を務めていた。
戦闘能力が高く、魔法の扱いにも長けている。
明るい性格で軽薄な口調の金髪イケメン。

イーナ

《月花》のメンバーの1人で、15歳の少女。
元ストリートチルドレンの過去を持ち、ほとんどの人間は死んでもいいと考えている。
魔法と弓を組み合わせた超高速の狙撃が武器。
10歳の時ユルキに助けられ、以来彼を「ユルキ兄」と呼び懐いている。

マルクス

《月花》のメンバーの1人で、25歳の青年。
元々は蒼空騎士団という組織に所属していた騎士。
当然戦闘面も優秀だが、魔法での解毒ができるためヒーラーとしても優秀。
元騎士というところで、ルミアと同じくまともな性格の人間枠。

あらすじ

魔法を有効に使え、魔法だけに頼らず戦える兵士“魔法兵”――そんな新しい兵科を用いた傭兵団《月花》の団長アスラ・リョナは、前世でも傭兵として生き、命を懸けた闘争をこよなく愛している。
故にアスラは今世でも同じ道へと突き進む。迷いなく、躊躇いもなく。
「夢のような戦闘を続けよう。ロマン溢れる魔法を主体とした戦闘を。……ああ、君たちにとっては悪夢のような、だったかな」
偽り、謀り、欺きながら類い稀な魔法の才能と才覚で戦場を巡るアスラは、この世界でも悪名と戦果を挙げていき……やがて《銀色の魔王》と恐れられる少女のダークファンタジーが幕を開ける。

Amazonより引用

感想

ストーリー

本作は前世が傭兵だった少女アスラが‟魔法兵”という新たな兵科を作り、傭兵団《月花》の団長として次々と闇の依頼をこなしていくダークファンタジー作品ですね。
マージで面白かったです。
ダクファン好きの僕にはぶっ刺さりました。
一応TS要素もあるのですが、正直これはおまけみたいなものでしたね笑
「女の子と一緒に着換え&お風呂でドキドキっ!」みたいなTSあるあるは微塵も存在しません。
その代わりに「女の子が殺し合い&拷問でドキドキっ!」ならあります。(あるなよ)
閑話休題
1巻は大きく3つの章に分けることができるのですが、僕はその中でも2章の「VS英雄」がとんでもなく好きでしたね。
まさに「人の心とかないんか?」案件です。
傭兵団《月花》は1巻の時点で相当上澄みの強さを持っているのですが、「英雄」や「大英雄」という存在は更にその上をいくんですよね。
そんな強大な相手を討つべく《月花》が、もといアスラが講じた策がだいぶえげつなくて最高に良かったです。
手段を選んでたらこっちがやられますからね。
仕方ない仕方ない()
あとは個人的に、1巻では名称だけ登場した《魔王》という存在が今後どのように本編に絡んでくるのかが楽しみですね!
また、《月花》のメンバーの中でマルクスの過去だけほぼノータッチだったので、彼の掘り下げも楽しみです!
2巻ももちろん買います!
発売待ってます!

キャラ

全キャラ個性的でめちゃめちゃ良かったですね。
主人公のアスラは言わずもがな、他の《月花》メンバーも普通とは程遠い人物たちです。
入団に際して全員アスラにみっちりしごかれてますからね。
拷問訓練とか拷問訓練とかで。
そしてこういう過酷な訓練と実戦を共に経験しているからこそ、《月花》は全員息ぴったりの連携が取れて強いんですよね。
やってることは極悪なものもありますけれど、団員全員がたしかな絆で結ばれている《月花》の雰囲気がとても好きでした。
1巻で新入りとして《月花》に入団することになった、元奴隷の少女サルメと心が壊れた少年リコ。
彼女たちが2巻以降でどこまで《月花》らしくなるのか、楽しみでもあり怖くもありますね。

読みやすさ

文章は読みやすく、またストーリー自体がかなり面白いので、非常にサクサク読み進めることができました。
最初から最後まで休憩を挟まず読み切れたのは久しぶりなのでは?
多分1時間ちょっとで読めたと思います。
とにかくそれくらい面白く読みやすい作品でしたので、未読の方には是非とも読んでみてほしいです!
本当におすすめの1冊です!

まとめ

総合評価

ストーリー
★★★★★★★★★
9/10
キャラ
★★★★★★★★★
9/10
読みやすさ

★★★★★★★★★
9/10

こんな人におすすめ!

ダークファンタジー作品が好きな人
クレイジーな主人公が好きな人
魔法を使って命を奪い合うバトルが好きな人

リュウ
リュウ

今回はDREノベルスより『月花の少女アスラ』を紹介しました!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
この作品が気になった方は下のリンクからお買い求めいただけると幸いです。

月花の少女アスラ ~極悪非道の傭兵、転生して最強の傭兵団を作る~
第1回ドリコムメディア大賞《銀賞》受賞作 戦場で活き活きと死ぬ。最高の人生じゃないか。 魔法を有効に使え、魔法だけに頼らず戦える兵士“魔法兵”――そんな新しい兵科を用いた傭兵団《月花》の団長アスラ・リョナは、前世でも傭兵として生き、命を懸けた闘争…

タイトルとURLをコピーしました