皆さんこんにちは、リュウです。
今回は電撃文庫様より『プリンセス・ギャンビット』について書かせていただきます。
『プリンセス・ギャンビット』ってどんな作品?
『プリンセス・ギャンビット』は著者「久我悠真」、イラストレーター「スコッティ」で贈られる、頭脳バトルものです。
2022年2月現在、1巻のみ発売されています。
著者の久我先生は他にも、同じく電撃文庫様より『滅び時だと彼女は告げた』という作品も出されています。
イラストレーターのスコッティ先生は他にも、同じく電撃文庫様より出されている『キンダーガーデン・アーミー』という作品のイラストも担当されています。
ちなみにスコッティ先生はTwitterのフォロワーが50万人以上もいます。
50万ってとんでもないですね……。
用語解説
ロアノーク王国
本作の舞台で、現代において唯一、絶対君主制が機能している国家。
世界第一位の軍事を誇る超大国でもある。
〈まだら曇〉という王の諮問機関が存在する。
ヴォルヌ連邦
世界第二位の軍事力を有している、もう一つの超大国。
ロアノーク王国とはかなり仲が悪い。
〈ウォッチメイカー〉という秘密情報部がある。
【王位戦争】
ロアノーク王国の次の国王を決めるため、王の子らで行われるゲーム。
ロアノーク王立学園が舞台となり、この時学園に在籍している生徒は「国民」と呼ばれる。
総国民数は2232人。
他にも《同盟》や《弾劾投票》などの要素がありますが、ものすごく長くなるので割愛させていただきます。
なんとなくゲームの雰囲気だけ感じてくだされば大丈夫です。
登場するメインキャラを4文でサクッと紹介
イヴ
本作のメインヒロインで、奴隷の少女。
奴隷だが、王の血を引いているれっきとした第七王女のため、【王位戦争】への参加が許された。
人の心理を操るのが天才的に巧く、ココアとマシュマロが大好き。
誰に対しても敬語で礼儀正しく接するが、その心理は誰にも読めない。
カイ
本作の主人公で、〈ウォッチメイカー〉所属のスパイ。
イヴと取引をし、彼女の守護者として【王位戦争】に参加することに。
ハニー・トラップ対策の訓練を積んできたものの、イヴ相手には一切通用しなかった(訳:イヴが可愛すぎて惚れた)。
イヴのめちゃくちゃなお願いを忠実にこなす優秀な人物。
あらすじ
それは次代の国王の座をめぐって、王の子らで行われるロイヤルゲーム。
奴隷の少女、イヴはそのゲームに敵国のスパイであるカイと共に乗り込む。
奴隷という身分で、圧倒的不利な状況から始まるゲームだったが、イヴの天才的な頭脳はそんな状況をいとも簡単に覆していき――。
人間の本質をさらけ出す、命を賭けた国盗りゲームが今始まる!
感想
本作では「王盤」、「戦争」、「競売」という3つの《決闘》が行われたのですが、ぶっちぎりで「競売」が面白かったですね。
他の2つのゲームも全然面白かったのですが、如何せん相手が小物すぎて……
「競売」はゲーム性も高く、読んでいて本当にハラハラしましたし、その際に明かされる真実もかなり衝撃的なものでした。
なので、今から読む方は是非「競売」までは読むのをやめないでください!
次にキャラの感想。
とにかくヒロインのイヴが魅力的でした。
ココアとマシュマロが大好きな年相応な女の子から、超天才的な頭脳を発揮する女の子へ変化するギャップがたまりませんでしたね。
スコッティ先生のイラストも本当に美しく、本作に非常にマッチしてました。
主人公のカイもかっこいいんですけどね……
どうしてもイヴのキャラが強すぎて、かませっぽくなってしまっていたのが少し残念でした。
優秀な諜報員というキャラなので、2巻ではもっとカイの活躍が見たいですね!
最後に読みやすさ。
文章自体は全然読みやすいのですが、【王位戦争】のルールや《決闘》のルールがなかなか難しいので、サクッと読める作品ではありませんでした。
まあ、薄っぺらいルールの上で行われる頭脳戦とか読みたくないですしね……
本格的な頭脳バトルものなので、多少難しくなるのはしょうがないなと感じました。
総合評価
ストーリー
★★★★★★★★★
9/10
キャラ
★★★★★★★★
8/10
読みやすさ
★★★★★★★
7/10
こんな人におすすめ!
・本格的な頭脳バトルものが好きな人
・カッコいいヒロインが好きな人
・主人公とヒロインのバディが好きな人
今回は電撃文庫様より『プリンセス・ギャンビット』について書かせていただきました!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
この作品が気になった方は下のリンクからお買い求めいただけると幸いです。
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