電撃の大賞受賞作登場! 『魔女に首輪は付けられない』を紹介します。

ラノベ紹介
リュウ
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皆さんこんにちは、リュウです。
今回は電撃文庫より、『魔女に首輪は付けられない』を紹介します。
ネタバレはなしです。

『魔女に首輪は付けられない』ってどんな作品?

魔女に首輪は付けられない』は著「夢見夕利」、イラスト「」で贈られるファンタジー×アクション作品です。
第30回電撃小説大賞では《大賞》を受賞しました。

リュウ
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電撃小説大賞の《大賞》受賞作といえば、『アクセル・ワールド』や『86-エイティシックス-』などが有名ですね。
どちらもアニメ化したほどの人気作ですので、『魔女に首輪は付けられない』の今後にも期待が高まります!

※以下書影をタップすればBookwalkerさんのページに飛びます。

著者の夢見先生はこの作品でデビューされた作家さんですね。

イラストを担当された緜先生は他にも、同じく電撃文庫より発売されている『バレットコード:ファイアウォール』や、『俺にトラウマを与えた女子達がチラチラ見てくるけど、残念ですが手遅れです』などの作品のイラストも担当されています。

メインキャラを3文でサクッと紹介

ローグ

本作の主人公で、魔術犯罪捜査局所属の捜査官。
魔術を使わず、犯罪者を素手でぶちのめし返り血を浴びるため、〈血塗れのローグ〉と呼ばれている。
様々な功績を上げた結果、性悪上司によって捜査局の中でも極秘扱いされている〈第六分署〉に配属されることに。

ミゼリア

本作のメインヒロインで、十三番目の魔女。
精神干渉魔術の使い手であり、人間を人形に変えてしまうことから〈人形鬼〉と呼ばれている。
他人をからかうことが生きがいであり、楽しそうであればどんな所業であれ行う。

カトリーヌ

ミゼリアと同じ〈第六分署〉所属の、三番目の魔女。
魔術に愛され、使える魔術は一万を超える。
昔は皇国中の人々を魔術で救っていたが、とある事件をキッカケに「魔女」とされるようになった。

あらすじ

私が望んでいることはただ一つ、『楽しさ』だ。

☆☆☆応募総数4467作品の頂点! 第30回電撃小説大賞《大賞》受賞作!☆☆☆

貴族階級が独占していた魔術が大衆化するとともに、犯罪率が急増。対策として皇国には魔術犯罪捜査局が設立された。
捜査官であるローグは上司ヴェラドンナの策略により〈第六分署〉へと転属。そこは、かつて皇国に災いをもたらした魔女と共に魔術事件を捜査する曰くつきの部署だった。
厄災をもたらすまでの力を有するが故に囚われ、〈首輪〉によって魔力を制限された魔女たち。だが、〈人形鬼〉ミゼリアをはじめ、魔女たちはお構いなしにローグを振り回し――!?

「ローグ君、一言でいいんだ。私に命令してくれよ。その男に魔術をかけろって。一言でいいんだよ。そいつの精神は崩壊するけど事件は解決するよ!」

魅力的な相棒(魔女)に翻弄されるファンタジーアクション!

Amazonより引用

感想

ストーリー

優秀な捜査官である主人公が性悪な魔女たちに翻弄されながらも、「魔術」を用いて行われた凶悪事件を捜査して真相に迫っていくファンタジーアクション作品ですね。
全体的な感想としては、良くも悪くも期待通りの面白さといった感じです。
まず序盤、主人公のローグとヒロインのミゼリアの出会いが、そして初めての2人でのタッグ捜査が展開されます。
個人的にこの作品はここが1番好きでしたね。
ミゼリアの自由奔放っぷりが、「自分が楽しむため」なら何でも行う彼女の邪悪な気ままさが存分に現れていて、この作品における「魔女」という存在の理解できなさ、恐ろしさがよく伝わってきました。
ただ中盤以降になってくると、これがちょっと薄れてきちゃうんですよね。
こいつが黒幕なんだろうなぁ」「こういう展開になるんだろうなぁ
というふうに先の展開が結構予想できてしまったので、「魔女の行動は予想できない、魔女に振り回される」というこの作品のコンセプト?が自分の中で少し崩れてしまい、中盤、終盤はいまいち作品に乗り切れなかったです。
主人公はしっかり翻弄されていましたけど、個人的にはもっと読者をも翻弄させてくれるようなストーリーを期待していたので、そこが少しだけ残念でした。
ただアクションシーンなどの描写はかなり上手く、特に序盤で登場したミゼリアの魔術の描写はめちゃめちゃ恐ろしくてすごく良かったです。
購入するかは未定ですが2巻の発売もすでに決定しているので、他の方の感想を楽しみにしようと思います。

キャラ

主人公のローグは中々怖いもの知らずな性格で、魔女に翻弄されながらも、魔女と組むからには事件解決のために魔女さえも全力で利用してやろうという強かさもあったのが良かったですね。
魔女に止められたとしても、魔女に脅されたとしても、自身が「やる」と決めたことは絶対に曲げないという意思の強さを見せてくれたのも良かったです。
あと普通に魔術全盛の時勢に、犯人を殴りまくって確保する脳筋さを持っているのも好きでした笑
ミゼリアやカトリーヌといった「魔女」たちも、みんな他人のことを考えないような自己中で、それぞれしっかりとキャラが立っていましたね。
彼女たちの過去はどれもかなり凄惨なものだと思うので、もっと深掘りされてほしかったです……!
まあでも1巻でここまでやるとちょっと盛りすぎかもですね……。
必要以上にキャラを出すのではなく、1巻はキャラ数が比較的控えめだったのも好みな部分でした。

読みやすさ

すごい読みやすい作品だったと思います。
デビュー作でファンタジー×クライムサスペンス×アクションを読みやすく書くのは中々難しいと思うんですけど、僕は最後までサクサク読み進められました。
ページ数も300ページくらいなので、長すぎず短すぎず、ちょうどいい塩梅だったと思います。
この手のジャンルが好きな方なら、きっと楽しめるのではないでしょうか!

こんな人におすすめ

男女のバディものが好きな人
ヒロインに振り回される主人公が好きな人
魔術が登場するアクション作品が好きな人
リュウ
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ということで今回は、電撃文庫より『魔女に首輪は付けられない』について書きました!
最後までご覧くださりありがとうございました!
この作品が気になった方は、下のリンクからお買い求めいただけると幸いです。

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魔女に首輪は付けられない
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