地球VS異世界　『異世界と繋がりましたが、向かう目的は戦争です』を紹介させていただきます。

皆さんこんにちは、リュウです。
今回はHJ文庫様より『異世界と繋がりましたが、向かう目的は戦争です』について書かせていただきます。

※タイトルが長いので、今後は『異世界戦争』と表記します。

『異世界戦争』ってどんな作品？
あらすじ
登場するメインキャラを4文でサクッと紹介
感想

『異世界戦争』ってどんな作品？

『異世界戦争』は著者「ニーナローズ」、イラストレーター「吠Ｌ」で贈られる、異能バトルファンタジー作品です。
2022年6月現在、1巻のみ発売されています。

著者のニーナローズ先生はこの作品でデビューされた作家さんです。

イラストレーターの吠L先生は他にも、電撃文庫様より発売されている『桃瀬さん家の百鬼目録』という作品のイラストも担当されています。
※書影をタップすればBookwalkerさんのページに飛べます。

あらすじ

突如異世界からの侵攻を受け、人類の6割を失った地球。
だがしかし、このまま滅びると思われた地球だったが、異世界の魔法と科学と融合させた「科学魔術」を生み出すことによって、異世界勢力を押し返すことに成功する。
異世界VS地球、魔法VS魔術、お互いの存続をかけた異世界戦争が今、始まる――。

登場するメインキャラを4文でサクッと紹介

物部星名もののべほしな

本作の主人公で、【銀の惑星】の異名を持つ18歳の少年。
特別技能戦闘員の1人で、階級は最上級の「ワールドクラス」
有機物、無機物問わずほぼ全てのものをエネルギーに分解、吸収できたり、即死の音波を流すことができたりするなどまさしくチートキャラ。
非常に仲間想いな人物だが、敵に対しては非常に冷酷。

リリカ

本作のヒロインの1人で、【籠城喰い】の異名を持つ16歳の少女。
星名と同じ特別技能戦闘員の1人で、階級は「ワールドクラス」に次ぐ「カントリークラス」
ミニチュアサイズの攻城兵器を自在に巨大化させる科学魔術を持つ。
気が強い性格のツインテ少女。

クラウディア

本作のヒロインの1人で、18歳の少女。
星名と同じ特別技能戦闘員で、階級は「ワールドクラス」に次ぐ「カントリークラス」
カメレオンのようにその場に溶け込むことができる科学魔術を持つ。
小悪魔的美少女で、過去に星名に助けられたことから彼に非常に懐いている。

ギルカルテ

星名と同じ特別技能戦闘員で、【ワールド・ストーム】の異名を持つ。
新参者ではあるが、階級は「ワールドクラス」
雷・竜巻・爆弾低気圧など、あらゆる気象を自在に操ることができる。
何故か地球を裏切った外交官の護衛をしており、そのせいで星名と相対することに。

感想

HJ文庫レビュアープログラムで頂いた作品ですね！
HJ文庫様、いつも本当にありがとうございます……！

まずはストーリーの感想から。
ジャンルは異世界間での戦争を舞台とした異能バトルファンタジー作品ですね。
主人公の能力はかなりぶっ飛んでて、「もうお前1人でいいんじゃね？」と何度も思いましたが、異世界側にも同じようにチートクラスの能力者が存在し、熱いバトルになっていたのが良かったです。
あくまでも異能バトルがメインのため、ヒロインとのラブコメを求めている人には合わないかもしれませんが、異能バトルを求めている人なら十分に楽しめると思います！

次にキャラの感想。
正直どのキャラもあんまり好きになれませんでしたね……
個性的なキャラが多く登場してたのは良かったのですが、僕としては1巻は登場キャラを少なめにして、それぞれのキャラを深掘りしてほしかったです。
例えばクラウディアは星名に救われた過去を持っているとのことでしたので、その過去話を1巻に入れてくれていれば、もうちょっとクラウディアに好感を持てたんじゃないかな～と思いました。
正直リリカもクラウディアも1巻時点では影が薄いように感じたので……
あ、でもギルカルテさんのキャラはすごく良かったですね！
愛する人のためなら何でもするところに非常に好感が持てました！

最後に読みやすさ。
正直読みやすくはなかったですね……
まあデビュー作ですし、異能バトルものですからこれは仕方ないかなぁと思いました。