皆さんこんにちは、リュウです。
今回は角川スニーカー文庫様より『喋らない来栖さん、心の中はスキでいっぱい。』について書かせていただきます。
※少しタイトルが長いので今後は『らなスキ』と表記します。
『らなスキ』ってどんな作品?
『らなスキ』は著者「紫ユウ」、イラストレーター「ただのゆきこ」で贈られる、学園ラブコメ作品です。
2022年6月現在、1巻のみ発売されています。
著者の紫ユウ先生は他にも、同じく角川スニーカー文庫様より『俺の家に何故か学園の女神さまが入り浸っている件』という作品も出されています。
※以下書影をタップすればBookwalkerさんのページに飛ぶことができます。
イラストレーターのただのゆきこ先生は他にも、オーバーラップ文庫様より発売されている『親が再婚。恋人が俺を「おにぃちゃん」と呼ぶようになった』という作品のイラストも担当されています。
メインキャラを4文でサクッと紹介
鏑木 律
本作の主人公で、高校1年生の少年。
‟他人の心の声が聞こえてしまう”体質。
その体質を活かして、高校では誰とも角が立たないように無難に立ち回っている。
他人の(助けて)という心の声を聞くと、助けずにはいられなくなってしまう性格。
来栖 瑠璃菜
本作のメインヒロインで、律の隣のクラスに転校してきた少女。
誰に対しても一切口を利くことはなく、会話は全てタブレットで行っている。
また、それに加えて常に無表情なことから、転校してからずっとクラスで浮いてしまっている。
でも実際は、健気で素直なごく普通の女の子。
霧崎 涼音
本作のヒロインの1人で、律のクラスメイト。
律とは中学からの仲で、彼の良き話し相手。
裏表がなく、律は涼音の心の声だけほとんど聞くことができない。
ぶっきら棒だが面倒見がいい、姉御肌な人物。
雛森 さくら
本作のヒロインの1人で、律のクラスメイト。
大和撫子風の美人で生徒会役員も務めているが、実は裏表が激しい腹黒女子。
自分に絶対になびかない律を振り向かそうと奔走するが、いつも軽くあしらわれてしまっている。
自分からガンガン攻めるのは得意だが、攻められると途端に弱くなる。
望月 沙耶香
律の通う学校の養護教諭で、愛称はさーや先生。
サバサバ系の大人な女性で、一部の年上好き生徒から絶大な人気を誇っている。
無理しがちな律を事あるごとに心配している。
生徒の悩みに親身に寄り添う、まさに理想の養護教諭。
あらすじ
隣のクラスの転校生、来栖瑠璃菜は無口で冷淡な態度からクラスに馴染めないでいた。
だがしかし、俺だけは知っている。
彼女は少しズレているだけで、本当は素直で健気な女の子だってことを――。
これは、他人の心の声が聞こえる俺と、一見冷淡そうに見える少女が、お互いに支え合いながら一歩ずつ前に進んでいく物語だ――。
感想
この作品は表紙とタイトルを見て即買うことを決めました!
予想通りすっごく面白かったので満足です!
まずはストーリーの感想から。
メインヒロインの来栖さんが、(人の心の声が聞こえるから)世渡りが天才的に上手い主人公の鏑木くんに‟友達の作り方”を教えてもらうといったストーリーですね。
不器用ながらもまっすぐで、友達を作るため、そして鏑木くんに褒めてもらうために一生懸命奮闘する来栖さんに元気をもらえました!
また、鏑木くんが自身の能力をフルに活用して、来栖さんとすぐに円滑なコミュニケーションを取れるようになっていたのも良かったですね。
物語がサクサク進むのでやはりコミュ強主人公は正義……!
1巻は終始温かい物語で最後まで気持ちよく読むことができましたが、2巻以降は本格的な三角関係や、来栖さんの(おそらく)重い過去や家庭事情が明かされていきそうで少し怖いですね……
まあでも1巻は本当に面白かったので、2巻も発売されたら買おうと思います!
次にキャラの感想。
来栖さんがとにかく可愛い!
やっぱりギャップのある小動物系ヒロインは最高ですね……!
気合を入れるために心の中で(えいえいおー)ってしてたのがすごく良かったです笑
鏑木くんも、とにかく来栖さんを手厚くサポートする優男なのでとても好感が持てました!
でも鏑木くんは無理しすぎだから来栖さんの膝の上でゆっくり眠ってくれ……
そしてその様子を次元の外から眺めさせてくれ……
最後に読みやすさ。
学園ラブコメなので、ファンタジー作品よりも全然読みやすいと思います!
ラノベをあまり読まない人にもおすすめです!
総合評価
ストーリー
★★★★★★★★
8/10
キャラ
★★★★★★★★
8/10
読みやすさ
★★★★★★★★★
9/10
こんな人におすすめ!
・小動物系ヒロインが好きな人
・紳士で優しい主人公が好きな人
・温かなラブコメが好きな人
今回は角川スニーカー文庫様より『喋らない来栖さん、心の中はスキでいっぱい。』について書かせていただきました!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
この作品が気になった方は下のリンクからお買い求めいただけると幸いです。
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