皆さんこんにちは、リュウです。
今回は電撃文庫様より『リコリス・リコイル Ordinary days』について書かせていただきます。
『リコリス・リコイル Ordinary days』ってどんな作品?
『リコリス・リコイル Ordinary days』は2022年7月から放送されているオリジナルアニメ『リコリス・リコイル』のノベライズ版で、著者は「アサウラ」、イラストレーターは「いみぎむる」です。
著者のアサウラ先生は他にも、スーパーダッシュエックス文庫様より『ベン・トー』シリーズや、電撃文庫様より『小説が書けないアイツに書かせる方法』などの作品も出されています。
※以下書影をタップすればBookwalkerさんのページに飛ぶことができます。
イラストレーターのいみぎむる先生は他にも、電撃コミックスNEXT様より『この美術部には問題がある!』や、ガガガ文庫様より『負けヒロインが多すぎる!』などの作品のイラストも担当されています。
用語解説
DA
正式名称「Direct Attack」。
テロや犯罪を未然に防ぐ治安維持組織で、警察などとは異なった特権も有する。
リコリス
テロや犯罪を未然に防ぐために殺人が許可されているDAの実働部隊員のこと。
相手に警戒されないためにその存在は秘匿されており、高校生のような制服を着用し、活動している。
『喫茶リコリコ』
表向きは普通の喫茶店として活動しているDAの支部。
よって店員は全員DAの関係者。
DAからの任務はもちろん、一般人の護衛などの任務も請け負っている。
メインキャラを4文でサクッと紹介
錦木 千束
本作の主人公で、17歳の少女。
『喫茶リコリコ』の看板娘でありながら、DA最強のリコリス。
動体視力や運動神経などが異常なほどによく、例え至近距離で撃たれたとしても難なく躱すことができる。
元気で快活な性格をしており、いるだけで場の雰囲気をよくするムードメーカー。
井ノ上 たきな
本作のもう1人の主人公で、16歳の少女。
元々はDAで働く優秀なリコリスだったが、とある出来事をきっかけに『喫茶リコリコ』に転属させられてしまった。
現在は千束と同じく『喫茶リコリコ』の看板娘として働きながら、有事の際はリコリスとして千束と共に事件の解決に臨んでいる。
クールで真面目な人物だがそれ故に妥協することが苦手で、時に空回りしてしまうことも。
中原 ミズキ
『喫茶リコリコ』の従業員で、27歳のお姉さん(?)。
元・DAの情報部員で、千束とは長い付き合い。
結婚願望が強く、常にイイ男を探しているが、未だに見つけられていない。
かなりの酒好きで、勤務時間内に飲むこともしばしば。
クルミ
最強のハッカー「ウォールナット」の中の人。
小学生のような幼い見た目をしているが、年齢は不詳。
数々の機関から逃げるため、現在は『喫茶リコリコ』で身を隠している。
天才ハッカーということで計算を必要とするアナログゲームはかなり強いが、感覚や人の感情を読むようなゲームではミスを多発する。
ミカ
『喫茶リコリコ』の店長で、48歳の男性。
元・DAの訓練教官で、千束にとっては「先生」であり、「父」のような人物。
褐色の肌に大柄な体格と初見ではインパクトのある風貌だが、その優しい目つきや穏やかな微笑みにやられた人は多く、かつてはストーカーも出たほど。
足が悪く、外出の際には常にロフストランドクラッチという杖を利用している。
あらすじ
オシャレな外装、魅力的な店員、美味しいスイーツが振る舞われるその店は今日もひときわ賑やかで――。
千束がたきなの恋のキューピットになったり、彼女と共にガンファイトをしたり、はたまたゾンビや怪獣に遭遇したり!?
アニメでは描かれなかった彼女たちの少し(?)おかしな日常を描く待望のノベライズ版が今ここに!
感想
オリジナルアニメ『リコリス・リコイル』が好きだったので買いました!
買うのにかなり苦戦しましたが、全体的に楽しめたので大満足です!
まずはストーリーの感想から。
本作は5つの短編で構成される連作短編形式でしたね。
千束やたきなの目線を中心に描かれるアニメとは違い、お客さん目線でスト―リーが描かれる部分も多く、読んでいてとても新鮮に感じられました。
5つのお話の中では、僕は第1話「閉じ行く人生にスイーツを」と、第4話「リコリコ・オブ・ザ・デッド」が特に好きでしたね。
どちらも千束の「千束らしい行動」が全開に出ているストーリーで、千束推しの僕にとってはたまりませんでした笑
逆に第5話の「ご注文は?」はとても良いお話だったのですがなかなかに重く、少し苦手に感じてしまいました。
ですが、少女が殺人をせねばならないというダークな一面を持つ『リコリコ』らしいと言えばらしいストーリーなので、きっとこのお話を気に入る人も多いと思います!
次にキャラの感想。
アニメで既に分かっていたことではあるのですが、本当に全キャラ魅力的でしたね。
ちょくちょく差し込まれるいみぎむる先生の挿絵もとても可愛らしく、彼女たちの魅力が倍増されていました。
『喫茶リコリコ』の店員はもちろん、常連の人たちの魅力もノベライズ版で補完されていて、読んでいて本当に楽しかったです。
ノベライズ版のみのオリキャラも登場しており、彼らのアニメ逆輸入が今から非常に待ち遠しいですね。
最後に読みやすさ。
先ほども書いたのですが、本作は連作短編形式なのでとても読みやすかったです。
全部で339ページと少し長めではあるものの、ラノベをあまり読んだことがない人でも問題なく楽しめると思います。
ただ「DA」や「リコリス」などの用語の解説は無いので、アニメの『リコリコ』を見てない方は少し注意が必要です!
総合評価
ストーリー
★★★★★★★
7/10
キャラ
★★★★★★★★★
9/10
読みやすさ
★★★★★★★★★
9/10
こんな人におすすめ!
・アニメ『リコリス・リコイル』が好きな人
・少女が銃を持って戦う作品が好きな人
・非日常っぽい日常を描く作品が好きな人
今回は電撃文庫様より『リコリス・リコイル Ordinary days』について書かせていただきました!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
この作品が気になった方は下のリンクからお買い求めいただけると幸いです。
電子はこちら⇩
紙はこちら⇩