講談社の生んだ超傑作 『神様のいるこの世界で、獣はヒトの夢を見る』を紹介します。

ラノベ紹介
リュウ
リュウ

皆さんこんにちは、リュウです。
今回は講談社ラノベ文庫より、『神様のいるこの世界で、獣はヒトの夢を見る』について書きます。
ネタバレはなしです。

『神様のいるこの世界で、獣はヒトの夢を見る』ってどんな作品?

神様のいるこの世界で、獣はヒトの夢を見る。』は著「紺野千昭」、イラスト「木野花ヒランコ」で贈られるファンタジー作品です。

著者の紺野先生は他にも、HJ文庫より『最凶の魔王に鍛えられた勇者、異世界帰還者たちの学園で無双する』や、GA文庫より『奇世界トラバース』などの作品を出版しています。
※以下書影をタップすればBookwalkerさんのページに飛びます。

リュウ
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特に『奇世界トラバース』は、未読の方は是非読んでほしいですね。
2022年に発売された新作ラノベの中で、僕が1番好きな作品です!

イラストを担当された木野花先生は他にも、星海社e-FICTIONSより発売されている『プライベートな星間戦争』などの作品のイラストも担当されています。

リュウ
リュウ

木野花先生のイラストめちゃめちゃカッコいいですよね……!
神様のいるこの世界で~』の雰囲気にもすっごく合ってました!

あらすじ

神の差配により、罪を犯した者は身体の一部が異形化させられてしまう世界。生まれながらに身体に変異をもつ原罪種として、罪人を捕らえ裁く治安維持組織の職に就く主人公ヨシュアは、みなし子の女の子カナンと共同生活を始める。しかしこれをきっかけに、ヨシュアは避けがたい運命の波に飲み込まれていく。
数年後、成長したカナンは王政打倒を掲げる革命軍に所属することに。革命軍を率いる女性ノアとカナンの友情とその蹉跌、そして暴かれる神の真実。運命に翻弄されながらも真実のために起ち上がった人間たちの戦いは、壮絶なクライマックスへと向かう。

Amazonより引用

メインキャラを4文でサクッと紹介

ヨシュア

本作の主人公で、生まれながらに身体の左半身が異形化している青年。
前世の罪を償い人間に戻るため、《罪の化身イヴリース》でありながら『異形部隊ケルビム』の一員として同族イヴリースを狩る日々を過ごしている。
史上最悪のイヴリースであるカイン=イストエデンを単騎で撃破した、『ケルビム』最強の捜査員。
不器用で口下手だが、他者を慈しむことができる人物。

カナン

本作のヒロインで、ヨシュアに保護されることになった8歳の女の子。
世界の理から逸脱しており、盗みを複数回行ったにもかかわらずイヴリースになることはなかった。
孤児である自分を保護してくれたヨシュアにとてもよく懐いている。
まだ舌っ足らずなため「ヨシュア」がうまく言えず、「よふぁ」と呼んでいる。(かわいい)

イズリル

本作のもう1人のヒロインで、ヨシュアとは6つの頃からの知り合い。
ヨシュアと同じく生まれながらに身体が異形化している《原罪種》で、猫のような耳と尻尾が生えている。
常にツンツンしているが、カナンにだけは甘い。
唯一無二の相棒として長年連れ添ってきたヨシュアに特別な感情を抱いている。

カイン=イストエデン

史上唯一王族殺しを成し遂げた最悪のイヴリース。
ケルビムの特殊部隊を数分で壊滅させ、世界を滅ぼしうる存在になりかけたが、ケルビムに配属されて間もないヨシュアとの三日三晩にわたって行われた一対一の死闘の末、敗北・捕縛された。
現在は地下牢に入れられ、聖銀の杭で磔にされている。
罪を繰り返し続けたために身体はほとんど人の形を保っておらず、《原初の大蛇》という二つ名で呼ばれている。

感想

まず最初に一言。
この作品めっちゃくちゃ好きです。
いや、わかってたんですよ。紺野先生の作品が面白いってことは。
前作『奇世界トラバース』は「このライトノベルがすごい!2023」で僕1位投票しましたし……。
ただそれでも!それを加味しても!
本作は想像以上に面白かったですね!
最高でした!
まず序盤、主人公のヨシュアとヒロインのカナンの出会いが描かれます。
罪を犯してないのにイヴリースのヨシュアと、盗みを働いたのにイヴリースにならないカナン。
普通はカナンに対して複雑な感情を抱きそうなものですけど、ヨシュアはカナンを絶対に守り抜く決意を固めます。
これはカナンが、ヨシュアの異形化してる左手を取って、「こっちのがかっくいー」と言ったのが1番の理由でしょうね。
生まれながらに“罪人”の烙印を押され、周りから侮蔑の目を向けられていたヨシュアにとって、異形化した自分の姿を見て「カッコいい」と言ってくれる女の子がいたらそりゃあ守りたくなりますよねぇ……。
いつしか「人になるため」ではなく、「カナンを守るため」に行動するようになるヨシュアがもうカッコよくてカッコよくて……。
その後様々な真実を知ってしまったことで、かなりハードな選択を迫られるヨシュアですけど、「カナンを守る」という部分だけは一切ブレなかったのも好きでした。
と、まあこれだけヨシュアを持ち上げたわけなんですけど、実は僕の推しはヨシュアの宿敵であるカインなんですよね笑
ヨシュアの唯一無二の相棒はもちろんイズリルですけど、カインもまた宿敵として、ヨシュアの唯一無二の特別な存在なんですよ。
宿敵”と一言で言い表せないこの2人の不思議な関係性は、是非読んで確かめてほしいですね。
あとカインと、最悪の罪人であるカインに一切怯えないカナンの絡みはマジで最高です。
ここも必見ですね笑
本作はヨシュアを主人公とする前半パートと、カナンを主人公とする後半パートに分かれています。
本当は後半パートの感想もいっぱいいっぱい書きたかったのですが、どうしてもネタバレが含まれてしまうので、今回は前半パートの感想のみにとどめました。
この作品は僕が手放しでおすすめできる、本当に作り込まれた超傑作ですので、ほんの少しでも気になった方は是非読んでみてください……!
後悔はさせません!!!

こんな人におすすめ!

重厚な世界観で紡がれるファンタジー作品が好きな人
大切な者を守るために戦う主人公が好きな人
「神様」「異形化」「獣」「革命」などのワードが好きな人
リュウ
リュウ

今回は講談社ラノベ文庫より、『神様のいるこの世界で、獣はヒトの夢を見る』について書きました!
最後までご覧くださりありがとうございました!
この作品が気になった方は、下のリンクからお買い求めいただけると幸いです。

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神様のいるこの世界で、獣はヒトの夢を見る
神の差配により、罪を犯した者は身体の一部が異形化させられてしまう世界。生まれながらに身体に変異をもつ原罪種として、罪人を捕らえ裁く治安維持組織の職に就く主人公ヨシュアは、みなし子の女の子カナンと共同生活を始める。しかしこれをきっかけに、ヨシュアは…

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神様のいるこの世界で、獣はヒトの夢を見る

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