皆さんこんにちは、リュウです。
今BOOK☆WALKERやAmazon Kindleにて「MF文庫Jの注目新作が3/7まで税込99円で読めるフェア」が開催されているので、対象となっている14作品を全て紹介することにしました。
よければ最後までご覧ください!
※注意点
・紹介する順番は「作品名の五十音順」です。
・感想は「1巻」のものです。ネタバレは避けています。
・わかりやすいよう、作品ごとに「おすすめ度」を☆1~5で付けています。これは完全に個人の意見ですので、自分の好きな作品の評価が低かったとしても、寛大な心で受け止めてください(最近ごくたまにお怒りのコメントが来るので)
『カルネアデス』
著者:綾里けいし
イラスト:rurudo
既刊:2巻
おすすめ度:
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『天使警察エル』など、rurudo先生オリジナルキャラクターが小説に!
とある満月の夜。
気弱な悪魔・イヴはお腹を満たすために、人間の恐怖心を得ようとしていた。
そこに天使警察のエリート・エルが現れる。
捕まっても脱獄を繰り返す、イヴを捕らえるべく派遣されたのだ。
しかし今回も、イヴは逃げおおせ、エルは必死に追いかける。
そこで事態は予想外の方向へ――。
異形の怪物に襲撃されて、ふたりは協力して逃走することに。
襲撃を発端とする一連の怪事件を解決するために、ふたりは上司命令でバディを組まされる。
互いに嫌がるエルとイヴだったが、孤独な天使と悪魔は捜査を通して絆と信頼を深めていく。
やがて事件は他の種族を巻きこんでいき……。世界の真実を探る、少女たちの戦いが始まる。
Amazonより引用
種族のはみ出し者として孤立していた2人の少女・エルとイヴが、共に事件に立ち向かっていくうちに段々と心を通じ合わせていく過程が良かったですね。
事件の真実を追ううちに世界の秘密が徐々に明かされていくという展開は、読んでいてとてもワクワクしました。
綾里先生の持ち味とも言える「ダークで凄惨な描写」は他作よりも控えめで、そこは少しだけ残念でしたが、その分より多くの人が楽しめるような1冊に仕上がっていたと思います。
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『記憶喪失の俺には、三人カノジョがいるらしい』
著者:御宮ゆう
イラスト:たん旦
既刊:2巻
おすすめ度:
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頭に強い衝撃。これが俺の、最初の記憶。何故最初の記憶かというと、それ以前の記憶が無いからだ。病室で目覚めた俺を訪ねる見舞い客。その中で、俺はあることに気が付いた。
Amazonより引用
──俺、彼女三人いるじゃん!!
三人それぞれ個性的で、魅力的なカノジョたち。家のお世話を担当してくれる幼馴染の湊明日香、同じクラスのカリスマモデルの有栖川紗季、そしてなぜか俺のことを推している(!?)小動物系のオタク後輩・笛乃ひな。三人の彼女がいながら一切過去の記憶がない、とんでもない不安の中で学校生活が始まる! かつての俺、一体何をしてくれたんだ──!?
というところから始まるラブコメ×ミステリ作品。
ヒロインズが全員中々個性的で、それぞれ全く違う魅力を持っていたのが良かったですね。
僕は後輩&オタク属性持ちのひなちゃんが好きです。
ただ1巻時点ではプロローグ感が強く、期待していたミステリ要素・予想を裏切る衝撃的な展開などはあまり感じられなかったのが残念でした。
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『狐と戦車と黄金と』
著者:柳内たくみ
イラスト:叶世べんち
既刊:2巻
おすすめ度:
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傭兵として戦っても、赤字にしかならないことに虚しさを覚える狐娘フォクシー。大金が手に入るらしい伝説のプレートを追うフォクシーと仲間達は、交易でカネを稼ぎつつ戦車に乗って旅をしていた。訪れた街で、誘拐されていた少女レオナを偶然助けた一行は、彼女がプレートの情報を持ち、かつ商売に長けていることを知る。救出の礼としてレオナのキャラバンに招待されるフォクシー。しかし突然、傭兵集団の襲撃を受け、キャラバンが壊滅してしまう。復讐に燃えるレオナは、武力では敵わない敵をカネで倒すことを決意。商品取引所を舞台に緊迫のマネーバトルが展開されるなか、別行動のフォクシー達も、相場を動かす重要な情報を入手していて――
Amazonより引用
本格的な戦車・戦場の描写に最初はとっつきにくさを感じたものの、読み進めていくうちにどんどん慣れ、引き込まれていきました。
特に後半に描かれる、駆け引きと心理戦がメインのマネーバトルは圧巻の面白さでしたね。
ポンポンと人が死ぬような過酷な世界を舞台にしていますけど、主人公フォクシーたちのコミカルな会話、ケモミミという癒し要素のおかげで、必要以上に作風が暗くなっていなかったのも良かったです。
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『紅蓮戦記』
著者:芝村裕吏
イラスト:エナミカツミ
既刊:2巻
おすすめ度:
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魔法戦争にて、14歳ながらルース王国史上最高の戦果と功績を挙げた魔術指揮官マクアディ。だが、若き「戦争の天才」の連戦連勝をもってしても王国全体の敗北は止めようがなく、祖国は滅亡寸前に追い込まれていた。自らが率いる隊と共に華々しく命を散らし「悲劇の英雄」として歴史の教科書に載る覚悟を決めたマクアディ。けれど、そんな彼の下に駆け付けた満身創痍の軍務卿から王女二人を託されたことでその運命は一変。敵軍に完全包囲された戦場に遺された仲間と共に、生存と祖国存亡を懸けた不可能と思われる大脱出に挑むことになる。最弱の国に生まれた最強の天才が歴史に刻む、途方もない奇跡の物語、開幕――!
Amazonより引用
いわゆる「主人公最強もの」というやつなんですけど、盤面がもう巻き返しようのない「詰み」から始まっているのが面白いんですよね。
マクロ的な視点で見ると、戦争での敗北は必至。
だけれども、部下だけは1人でも多く生かそうと、託されたものだけは守り抜こうとする主人公が最高にかっこよかったです。
一見すると中々堅苦しそうな作品ですけど、主人公の魔術師としての圧倒的強さは読んでいて爽快ですし、主人公(14歳男)と先任軍曹(28歳男)の会話劇はテンポ良くてコミカルなので、実際はかなり読みやすい部類の方だと思います。
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『恋は暗黒。』
著者:十文字青
イラスト:BUNBUN
既刊:3巻
おすすめ度:
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高良縊想星はどこにでもいる普通の高校生になりたかった。
Amazonより引用
好きで選んだわけではない「仕事」を隠して通う学校で、なぜかクラス一の美少女・白森明日美に告白されて付き合うことに。
舞い上がる想星だが、放課後や休日は「仕事」に追われてデートすらなかなかできず、すれ違う二人。
そんなある日、想星は「仕事場」で少し不思議な同級生・羊本くちなを目撃する。
実は、想星の「仕事」は暗殺者。どうして彼女がこんなところに――
絡み合う恋は甘くて苦く、せつなくて、なりたい「普通」は近くて遠い。
殺して命を奪う彼と、ふれただけで命を奪う彼女。ちょっぴりダークなラブコメ、開幕。
……なんですけど、1巻時点では明日美というまた別の女の子がメインヒロイン的ポジションにいるお話になっていましたね。
昼はただの気弱な高校生だが、夜になると平気で人の命を奪う暗殺者に変わる、という主人公のギャップが好きでした。
「普通の人」になりたいのに、環境がそれを絶対に許してくれないという苦悩。
まさに「恋は暗黒。」というタイトルにふさわしい暗く苦しい物語でしたけど、それでも最後までノンストップで読ませようとしてくる絶対的な力のある素晴らしい1冊でした。
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『午後4時。透明、ときどき声優』
著者:岬鷺宮
イラスト:いちかわはる
既刊:2巻
おすすめ度:
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これはわたしが、お芝居という「運命」に出会う物語──!
わたし、山田良菜は『無色透明』で地味な女子高生。
憧れの創作に挑んでも全く目立たず、自分は脇役だなんて諦めにも慣れてしまった。
そんな高3の春、突然目の前に現れたのはわたしと同じ声の超人気声優・香家佐紫苑!
彼女が言った、“世界中で良菜にしか頼めないこと”は……。「わたしと──入れ替わってくれない?」
素人の私が、紫苑の替え玉声優に!? 絶対に無茶……! でも、やってみたいと思ってしま
Amazonより引用
った。『わたしの声』が必要とされて、胸が高鳴った。紫苑に変装して飛び込んだ、痺れるよ
うなアニメ作りの世界。意外にもそこには、透明なわたしにしかできない芝居があって──!
後半の熱量は凄まじく、良菜という1人の少女の成長と青春を全力で感じることができました。
しかし、「人気声優がファンに黙って勝手に入れ替わるのは不誠実すぎないか」「それを周りの大人がほとんど止めないのはどうなのか」といった部分が序盤から最後までどうしても心の隅でモヤモヤしてしまい、十分に楽しむことはできなかったです……。
オーディションに落ちて大泣きするほど悔しがる紫苑の声優を辞めたい理由が、「企業したいから」っていうのも違和感ありましたし……。(ここは流石に今後回収されそうですけど)
「声優のお仕事もの」「無個性な少女の成長もの」として楽しめる部分もありましたが、同時に納得できない部分もある1冊でした。
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『シャーロック+アカデミー』
著者:紙城境介
イラスト:しらび
既刊:2巻
おすすめ度:
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増加する凶悪犯罪に対抗し、探偵という職業の必要性が飛躍的に高まった現代。
Amazonより引用
日本で唯一「国家探偵資格」を取得できる超難関校・真理峰探偵学園に今年、とある少年と少女が入学する。
一人はかつて〈犯罪王〉と称された男の孫・不実崎未咲。
もう一人は〈探偵王〉の養女・詩亜・E・ヘーゼルダイン。
宿敵同士の末裔二人が、ここに邂逅したのだ!
そして始まる学園の日々。早速入学式から模擬事件が発生!?
しかも、一番先に正解したはずの詩亜よりなぜか不実崎の方が点数が高くて──
「私は──あなたに挑戦します!」
「後悔すんなよ、お姫様」
これは、真実を競い合う新たな学園黙示録。最高峰の知的興奮がここにある!
個人的に「特殊設定ミステリ」というジャンルが本当に苦手なので、今回はちょっと合わなかったです……。
「トリックのヒントが太字で描かれている」といった要素などは他に見たことがないので新鮮でしたが、僕には逆に読みにくく感じられてしまいました。
ただ世間的には人気作であることは間違いないと思うので、気になった方は読んでみればいいのではないでしょうか。
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『人外教室の人間嫌い教師』
著者:来栖夏芽
イラスト:泉彩
既刊:2巻
おすすめ度:
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人間関係にトラウマを持つアラサーニート・人間零。そんな俺が、山中にある自然豊かな学校に転職をして、のんびりとリハビリ教師生活を送ろうと思ったら――なんとそこは人外が人間になるための女子校だった!?
人魚族の水月鏡花、人狼の尾々守一咲、ウサギの右左美彗、鳥の羽根田トバリ……そんな不思議な生徒たちと過ごす日々。何故人間になりたいのか、人間になって何をしたいのか――俺は彼女たちを通じて「人間」を学んでいく。
これは、異世界ファンタジーでも、人生やり直し転生でもない。少し変わった学校で、人間を目指す人外女子たちと送る、ただの教師の物語だ。MF文庫Jの新文芸から、人ならざる女子たちによる学園ヒューマンドラマが今、幕を開ける!
Amazonより引用
4人の生徒1人ひとりにメインとなる章が与えられており、どの娘のお話も丁寧に丁寧に描かれていたため、とても好感が持てました。
特にウサギの右左美ちゃんのお話がちょっともう良すぎて……。
読んでいて僕はボロ泣きしました。
優しくて、温かくて、読むと勇気をもらえるような、そんな素敵な物語です。
『狐と戦車と黄金と』もそうですけど、大判作品は元のお値段がちょっぴり高いので、未読の方は是非この機会に読んでもらいたいですね。
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『ステラ・ステップ』
著者:林星悟
イラスト:餡こたく
既刊:2巻
おすすめ度:
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突如飛来した隕石により地上は荒廃。人々は新しい国家を建て、闘争や略奪を繰り返していた。
国家間の戦争の手段として「暴力」と置き換えられたのが、少女たち「アイドル」だ。
砂漠で覆われた「砂の国」に、国民からは崇められ、少女たちからは恐れられているアイドルがいる。
技術を高めることだけに関心を持ち、感情はどこかに置いてきてしまったかのような少女・レイン。
最強を誇る彼女の無敗記録はずっと続くはずだった。
だが、感情豊かに歌う少女・ハナによってその記録は止められる。
このハナとの出会いは、レインの胸にこれまで知らなかった感情を芽生えさせ――。色のない世界で生まれた、少女たちの愛と絆の物語。
Amazonより引用
最強のアイドルでありながら、それと引き換えに感情の起伏をほとんど失ってしまったレイン。
そんな彼女がアイドルでありながら楽しそうに歌って踊るハナと出会い、だんだんと失った心を取り戻していく様子には、こちらも心揺さぶられましたね。
ただそんなハッピーハッピーで終わらないのが、この作品。
話が進むごとにアイドルの謎、ハナの秘密などが明かされていき、その衝撃的で残酷な真実に僕は絶望しました。
今回紹介している作品の中でも個人的に1番の推し作なので、少しでも気になった方には是非読んでいただきたいです。
100万部くらい売れてくれ~!
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『全力回避フラグちゃん!』
著者:壱日千次
イラスト:さとうぽて
既刊:5巻
おすすめ度:
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「立ちました!」何の変哲もない男・モブ男(お)の前に現れた死亡フラグちゃんこと「死神No.269」。実はモブ男がいるのは失敗続きのフラグちゃんを見かねた神様が彼女の練習用に用意した仮想世界。だが、フラグちゃんはモブ男の命を奪うどころか、あろうことかモブ男に惹かれてしまった! それでも彼女を温かく応援する神様やドSだけど実は優しくなりたい生存フラグさん、イタズラ大好きの恋愛フラグがフラグちゃんの周囲に集ってきて、事態はいつも思いがけない方向に。はたしてモブ男への想いで揺れるフラグちゃんは、立派な死神になることができるのか!? そしてモブ男は生き残ることができるのか――!?
Amazonより引用
舞台が〈仮想世界〉というのを活かして、様々なシチュエーション、様々なトンデモ展開がてんこ盛りになっていたのがよかったですね。
死亡フラグちゃんはもちろん、彼女が恋するモブ男くん、生存フラグさんや恋愛フラグさんなど、各キャラ個性的で魅力的だったので、終始楽しく読み進められました。
これぞドタバタコメディ!といえるような、疾走感のあるわちゃわちゃとした作品なので、どんな気分の人でも楽しめると思います。
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『誰にも懐かないソロギャルが毎日お泊まりしたがってくる』
著者:あさのハジメ
イラスト:ただのゆきこ
既刊:2巻
おすすめ度:
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「ぼっちな私に合鍵くれた、お礼がしたいんです」
一人暮らしの高校生・街川庵は、行き場のないネットの親友を助けるために1ヶ月間のルームシェアを申し出る。
だが同性と思っていた親友の正体は隣の席の人見知りな美少女・鈴原綺奈だった。
学校では誰にも懐かないと言われ、家事も苦手な綺奈。
親友を助けたい庵は一つ屋根の下で甲斐甲斐しく世話を焼く。
すると不器用な綺奈も徐々に甘えてきて――。「おかえりのハグ、して欲しいです」
「私がお弁当作ったら食べてくれますか?」――さすがに甘えすぎじゃない?
「……ばか。私をこんな風にしちゃったの、あなたです」
学校一クールでぼっちなギャルは、最高に可愛い同居人。
Amazonより引用
これは甘くじれったい青春恋物語。
最初は主人公の庵くんがヒロインの鈴原さんを支えるお話だと思っていたのですが、後半にいくにつれて、鈴原さんも庵くんを支える形になっていたのがとても好きでした。
背景的には中々暗いところもありましたけど、主人公とヒロインがお互いに甘やかしあっているような形のラブコメ作品なので、読んでいてとても癒されました。
ただタイトルに“ギャル”ってありますけど、多分皆さんが想像するような“ギャル”って感じの娘ではないので、そこだけちょっと注意ですね。
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『男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと』
著者:端桜了
イラスト:hai
既刊:4巻
おすすめ度:
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絶対に百合にはなり得ない新感覚の学園バトル&ラブコメ!
男子禁制のゲーム世界に、どんなルートでも破滅確定のお邪魔キャラとして転生してしまった俺、ヒイロ。迫りくる死亡フラグを回避するには強くなるしかない。そんな必死の努力を重ねた影響か、エルフの姫ラピス、メイドのスノウ、妹のレイ、主人公キャラの桜など、ゲームのヒロインたちから好意を寄せられることに……。このままでは「百合の間に挟まる男」認定されて抹殺されてしまう! やっぱり死ぬの? どうする俺!? さらに、俺というイレギュラーをめぐって彼女たちが争いはじめて……って、女の子同士が仲良くなる設定はどこいったんだよ。百合の間に挟まる男は●ね!
Amazonより引用
バトルあり、ラブあり、コメディありと、様々な要素が高濃度で詰まっている1冊でしたね。
勢いとテンポが凄まじいので一度波に乗れれば最後までノンストップで楽しめそうでしたが、僕はどうしても主人公のハイテンションなノリが合わず、中々上手く楽しむことができませんでした……。
ただそれでも主人公の、自分の信念を決して曲げず、ヒロインたちを悲しませまいとするところは、すごくカッコよかったですね。
世界観もかなりしっかり練られていましたし、合わなかったのは単なる相性だと思います。
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『僕らの春は稲妻のように』
著者:鏡遊
イラスト:藤真拓哉
既刊:2巻
おすすめ度:
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白河白亜。中2、名家の長女、中学生ばなれしたスタイルで可愛い。そして僕・灰瀬譲に出会って即プロポーズしてきた変な女の子。
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白亜の恋愛は本人曰く、“猛スピード”。一緒に学校をサボリ、僕の家に上がり込み、その次にはご両親にも挨拶。あっという間に僕らの関係は進んで――だけど僕は、白亜のことを何も知らないのかもしれない。
ハシャぐ白亜の笑顔、時折見せる陰のある表情、そして結婚するまでキスは禁止。その理由を僕は知らない。
「キスしたら許嫁のお話はおしまい。私のキスは特別だからね」
許嫁として始まった関係だけど、好きになってもいいですか?
タイトル、あらすじに違わず、最初から最後までトップスピードでお話が進むので、読んでて全く飽きませんでした。
伏線、というほどカッチリしたものじゃないですけど、前半・中盤にばら撒いていたものを後半で一気に回収していく展開は、流石ベテラン作家さんだなと思わせてくれましたね。
お嬢様でやりたい放題なヒロインに振り回されつつも、決して彼女の傍を離れようとしなかった主人公くんにはとても好感が持てました。
あとこれは完全に余談なんですけど、ヒロイン(中学2年生)の身長174センチは流石にやりすぎじゃないですか?笑
20歳男性の僕より高いんですけど……泣
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『ランジェリーガールをお気に召すまま』
著者:花間燈
イラスト:sune
既刊:5巻
おすすめ度:
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地味下着しか身に着けない女子高生・水野澪は、ある日の着替え中、クラスメイトの浦島恵太と出くわしてしまう。動揺する澪に向け、恵太が言い放ったセリフはなんと――自分のパンツを穿いてくれ!?
Amazonより引用
とんでもない変態が現れたと、必死に逃げ回る澪。ところが、決して諦めようとしない恵太の正体は、なんと澪が憧れるランジェリーブランドのデザイナーだった! 恵太の話によると、澪以外にも下着に悩む女の子は多いらしく……。金髪のモデル美少女、アイドル的人気を誇る後輩も巻き込んで、女の子の下着を堪能――じゃなくて、彼女たちの悩みをまるっと解決しちゃいます!
ぶっちゃけ最初は「なんだこの変態!?」と思いながら読み進めてたんですけど、デザイナーとして女性の悩みを真摯に聞き、解決していく主人公の姿を見て、だんだんと「良い変態じゃねぇか……」という気持ちになっていきました。
本編のストーリーももちろんいいんですけど、ぶっちゃけこの作品に関してはイラストが最強すぎるので、語弊ある言い方をすると可愛い女子高生の可愛い下着姿が見たければ買っていいと思います。
読みやすさに関しても、今回紹介した14作品の中で個人的にトップだと思うので、あらすじとかで忌避感無い方であれば、きっと楽しめると思います。
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まとめ
ということで今回は、3/7までとてもお安いMFの14作品を紹介しました!
最後までご覧くださりありがとうございました!
色々書きましたけど、正直1冊99円なので、「これなんか面白そう」「この作品の表紙可愛い」といったふわっとした理由で買っても全然いいと思います!
得てしてそういう時にこそ、好みの作品と出会えるものですから!