不思議なノートでクリスマスを消せ 『サンタクロースを殺した。そして、キスをした。』を紹介させていただきます。

ラノベ紹介

皆さんこんにちは、リュウです。
今回はガガガ文庫様より『サンタクロースを殺した。そして、キスをした。』について書かせていただきます。

『サンタクロースを殺した。そして、キスをした。』ってどんな作品?

『サンタクロースを殺した。そして、キスをした。』は著者「犬君雀」、イラストレーター「つくぐ」で贈られる、SF青春物語です。
第14回小学館ライトノベル大賞では《優秀賞》を受賞しました。

著者の犬君先生はこの作品でデビューされた作家さんです。

まだ1冊しか出されていない作家さんですが、もし新作を出されるならそちらも読みたいですね……!

イラストレーターのつくぐ先生は他にも、GA文庫様より発売されている『コロウの空戦日記』や、アース・スターノベル様より発売されている『葉隠桜は嘆かない』などの作品のイラストも担当されています。
※書影をタップすればBookwalkerさんのページに飛ぶことができます。

メインキャラを4文でサクッと紹介

本作の主人公で、大学2年生の青年。
1年余り付き合っていた「先輩」に振られ、傷心中。
人には決して見せることのできない、とあることが書かれた手帳を持っている。
少しのマゾっ気がある、だめだめな大学生。

少女

本作のメインヒロインで、高校3年生の少女。
クリスマスに対して並々ならぬ恨みを持っている。
とある不思議なノートを所有しており、その力を使ってクリスマスを消そうとしている。
毒舌だが、意外と素直なところも。

先輩

「僕」と付き合っていた女性。
「僕」とは夜の公園で出会い、関係を深めていった。
多くのことを知っていて、常に相手をリードするタイプ。
普段は大人っぽいが、時折子供のような理論を展開することも。

悪友

「僕」と同じ大学の友人で、文字通りの悪友。
アルコールと女と洋画を好み、健康と道徳と邦画を嫌っている。
一年の間に留年が確定するようなどうしようもない奴だが、「僕」の唯一の友人。
友達想いで、「僕」に対して多くの助言をくれる。

あらすじ

街行く恋人たち。煌びやかなイルミネーション。
付き合っていた先輩に振られ、傷心中だった僕は呟いた。
「クリスマスなんて、無くなってしまえばいいのに」
しかし誰に向けてでもなく発したその言葉に、思いもよらぬ返事が返ってくる。
「出来ますよ、クリスマスを無くすこと」
聞けば、少女の持つノートは『望まない願いのみを叶える』ことができるらしい。
つまりクリスマスを消すためには、まずはクリスマスを好きにならなければならない。
だから、僕たちは疑似的な恋人になることにした。
こうして始まった「僕」と「少女」の奇妙な関係。
クリスマスを憎む2人が辿り着いた先で待ち受けている運命とは――。

感想

タイトルが印象的で、評価もかなり高かった作品なので読ませていただきました!
まずはストーリーの感想から。
クリスマスを消すために疑似的な恋人になる、という展開から始まる本作ですが、とてつもない喪失感を孕んだ切ない物語でした。
残酷な現実を突きつけてくる序盤&中盤、そんな現実に抗おうとする終盤と、読んでいて心休まる場面がほとんどなかったですね……。
読了後には良い意味で深い傷跡を残してくれます。
また、伏線の張り方と回収の仕方が上手すぎましたね。
終盤の伏線回収の連続は鳥肌が立ちっぱなしでした笑
そこそこ多くのラノベを読んできましたが、こと伏線回収という点に関してはこの作品が個人的に1番ですね……
1巻完結の中だったらトップレベルのストーリーだと思います!

次にキャラの感想。
こちらも素晴らしい完成度でしたね。
「僕」、「少女」、「先輩」、「悪友」のメインキャラ4人はもちろん、サブキャラにもかなり味がありました。
特に喫煙所で会ったお姉さん……。
彼女ほど印象的なサブキャラは中々出てこないでしょうね。
全てのキャラが人間味に溢れていて、本当に魅力的でした。

最後に読みやすさ。
現実感溢れる序盤からSF要素強めの終盤への転換が自然に行われていて、SF要素を違和感なくスッと受け入れることができたので結構読みやすかったです。
まあでも話がかなり重めなのでね……。
小休憩を取りながら読むことをおすすめします!

総合評価

ストーリー
★★★★★★★★★
キャラ
★★★★★★★★★
読みやすさ
★★★★★★★

こんな人におすすめ!

伏線回収がすさまじい作品を読みたい人
美しい青春恋愛物語が好きな人
人間味溢れるキャラが好きな人

今回はガガガ文庫様より『サンタクロースを殺した。そして、キスをした。』について書かせていただきました!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
この作品が気になった方は下のリンクからお買い求めいただけると幸いです。

サンタクロースを殺した。そして、キスをした。
クリスマスを消すため僕は少女の恋人になる。 聖夜を間近に控え、街も浮き立つ12月初旬。 先輩にフラれた僕は、美しく輝く駅前のイルミネーションを眺め、どうしようもない苛立ちと悲しさに震えていた。 クリスマスなんて、なくなってしまえばいいのに…

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