これがMF文庫新人賞の頂点だ! 『のくたーんたたんたんたんたたん』を紹介させていただきます。

ラノベ紹介
リュウ
リュウ

皆さんこんにちは、リュウです。
今回はMF文庫様より『のくたーんたたんたんたんたたん』について書かせていただきます。

『のくたーんたたんたんたんたたん』ってどんな作品?

『のくたーんたたんたんたんたたん』(タイトル合ってるか不安ですね笑)は著「ムラサキアマリ」、イラスト「おりょう」で贈られる、バトルアクション作品です。
MF文庫様の第18回新人賞では《最優秀賞》を受賞しました。

ちなみに歴代のMF文庫様の新人賞では、第5回で『まよチキ!』第6回で『変態王子と笑わない猫』第15回で『探偵はもう、死んでいる。』などが同じ《最優秀賞》を受賞しました。
※以下書影をタップすればBookwalkerさんのページに飛ぶことができます。

イラストを担当されたおりょう先生は他にも、富士見ファンタジア文庫様より発売されている『ぽんこつかわいい間宮さん』や、角川スニーカー文庫様より発売されている『親友の妹が官能小説のモデルになってくれるらしい』などの作品のイラストも担当されています。

メインキャラを4文でサクッと紹介

緋野ユズリハ

本作の主人公で、高校2年生の少年。
というのは表の顔で、裏の顔は《死神》の名を持つ最強の殺し屋。
父の仇である《亡霊》に報いを受けさせるため、「悪人しか殺さない」という誓いを立てながら《亡霊》の情報を日々かき集めている。
普段は軽薄そうな喋り方をするが、その内には並々ならぬ情熱と他者への思いやりの溢れている。

山田ハナコ

本作のメインヒロインで、絶対偽名系少女。
悪魔と取引をした《魔女》で、その能力は「不老不死」
ユズリハに殺されたことをきっかけに彼に惚れ、彼のバディとして共に殺し屋としての任務を遂行することに。
非常に快活な性格で、その場のノリで行動を起こすタイプのちょっとおバカで元気な娘。

あらすじ

大好きな父を《亡霊》に殺されて5年。
最強の殺し屋《死神》として裏社会で恐れられるようにまでなった緋野ユズリハだったが、未だ《亡霊》の手がかりすらつかめていない状態だった。
だがしかし、そんな彼の前に1人の奇妙な標的ターゲットが現れた。
死なないのだ――ユズリハが何度殺してもどう殺そうとも絶対に・・・標的であるその少女は生き返った。
しかも彼女は自分が殺されたことをきっかけにどうやらユズリハに惚れてしまったようで⁉
最強の殺し屋と死なない魔女、裏社会の最凶バディが動き出す!
愛と復讐の夜想曲ノクターン、ここに開演――!

感想

その特徴的なタイトルが気になったので読みました!

まずはストーリーの感想から。
父の仇を討つために殺し屋になった主人公が、不死の魔女とバディを組んで復讐を誓うといった物語なのですが、正直読んでるうちに先の展開とかが結構予想出来ちゃったんですよね……。
よく言えば「王道の展開」なんですけど、最優秀賞作品ならばもう少し意外性のある捻った展開にしてほしかったなぁという気持ちになりました。
(読む前に自分で勝手にハードルを上げすぎてしまったところもあります)
ただまあ早速こうやって悪いところを挙げてしまったのですが「じゃあ面白くなかったの?」と言われればそういうこともなく、確かに展開自体は予想できてしまったものの、キャラ同士の軽快なやり取り、迫力あるバトルシーン、主人公の熱いセリフなどは読んでいてとても楽しかったです。
また、「のくたーんたたんたんたんたたん」という一見ふざけたタイトルが、読了後にはしっかりと意味あるものとして感じられたのも良かったですね。

次にキャラの感想。
軽快な喋り方をして、のらりくらりとした性格の主人公ユズリハ。
普段はおちゃらけている彼が、依頼となれば真っ白な仮面を付けて誰であろうと構わず殺すといったギャップにしびれましたね。
また、復讐相手の《亡霊》に関するときは非常に熱い感情を持ち、その一方で時に年相応の弱いところを見せる姿には、非常に好感が持てました。
ヒロインのハナコも良いキャラしてましたね。
500年以上生きながらも子供みたいなことではしゃぐ彼女は可愛かったですし、ずっと主人公LOVEな様子も読んでいて癒されました。

最後に読みやすさ。
バトルアクション作品なので多少の読みにくさは覚悟してましたけど、思ったよりスラスラ読めましたね。
復讐譚ではあるものの軽快な文章で描かれるので、「あんまり重い雰囲気の話はヤダ」という方でも楽しめると思います!

総合評価

スト―リー
★★★★★★★
7/10
キャラ
★★★★★★★★
8/10
読みやすさ
★★★★★★★
7/10

こんな人におすすめ!

バトルアクション作品が好きな人
復讐譚が好きな人
主人公とヒロインがバディを組む作品が好きな人

リュウ
リュウ

今回はMF文庫様より『のくたーんたたんたんたんたたん』について書かせていただきました!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
この作品が気になった方は下のリンクからお買い求めいただけると幸いです。

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応募総数1/2275の頂点!ふざけたタイトルでも最高に面白い第18回新人賞最優秀賞! 「父さんを殺した《亡霊》に復讐するためなら、僕は悪の道を進む――!」 それから五年、緋野ユズリハは裏社会で《死神》と恐れられる都市伝説(ころしや)になった。全て…

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