胸熱中華ファンタジー開幕! 『双星の天剣使い』を紹介させていただきます。

ラノベ紹介
リュウ
リュウ

皆さんこんにちは、リュウです。
今回は富士見ファンタジア文庫様より『双星の天剣使い』について書かせていただきます。

『双星の天剣使い』ってどんな作品?

『双星の天剣使い』は著「七野りく」、イラスト「cura」で贈られる、中華ファンタジー作品です。

七野りく先生とcura先生は富士見ファンタジア文庫様より発売されている『公女殿下の家庭教師』のコンビとして有名ですね!
七野りく先生に関しては同じく富士見ファンタジア文庫様より『辺境都市の育成者』という作品も出されています!
※以下書影をタップすればBookwalkerさんのページに飛ぶことができます。

この作品について詳しく紹介している記事はこちら

メインキャラを4文でサクッと紹介

隻影せきえい

本作の主人公で、16歳の少年。
千年前の英雄・皇英峰こうえいほうの生まれ変わりで、幼いころに張家ちょうけに命を救われてからは張家のご令嬢と共に兄妹のように育てられた。
不敗だった前世の武才を引き継いでおり、今世でもかなり武芸に長けているが、本人は武官ではなく地方の文官になることを望んでいる。
勇敢で仲間想いな人物で、戦場では誰よりも早く先陣を切って味方の士気を上げている。

張白玲ちょうはくれい

本作のメインヒロインで、16歳の少女。
隻影と共に育てられた張家のお嬢様で、普段は真面目で慈悲深い人物だが、隻影に対しては必要以上にツンとしたりデレたりする。
恋のライバルである明鈴の実力は認めるものの、隻影だけは渡すまいと張り合っている。
隻影ほどではないが武芸にも長けており、彼の背中を守るために日々訓練に励んでいる努力家。

王明鈴おうめいりん

隻影に命を助けられた過去を持つ17歳の少女。
その過去から隻影にベタ惚れしており、彼の正妻の座を積極的に狙っている。
また、大商人の娘としてかなりの商才と財を持っており、船の開発や兵糧の供給など、サポート面に関しては右に出る者はいない。
背が低く言動も幼いロリっ娘キャラだが、胸はかなりデカい。

あらすじ

かつて、友と共に天下を統一せんと戦った男がいた。
だが生涯国に尽くした彼は皇帝に冤罪をかけられ、夢半ば自ら死を選んだ。
そしてそれから千年の時が経ち――。
その男は前世の記憶と武才を引き継いで新たな生を得た。
今世では前世からの「文官になりたかった」という夢を叶えようとする男だが、しかし時代と環境がそれを許さない。
時は戦乱。中華は統一されておらず。
自らを救ってくれた張家のため、男は再び剣を取り戦う。
最強不敗の男による無双劇。
心躍る中華ファンタジーがここから始まる!

感想

『公女殿下』の七野先生の最新作ということで楽しみにしてました!
中華ファンタジーとあまり読んだことのないジャンルでしたが面白かったです!

まずはストーリーの感想から。
生まれ変わった不敗の英雄が、前世から引き継いだ天賦の才でヒロインと共に中華の戦乱を戦い抜くといった作品ですね。
中華‟ファンタジー”とあるものの、魔法や魔術が登場するわけではなく、剣と剣のバトルがメインなので、泥臭くて熱いバトルが好きな僕はすごく楽しめました。
また、あくまでも「中華風の架空の世界」が本作の舞台ですが、世界観的には南宋の時代(西暦1000年頃)をモチーフにしているらしいので、そこらへんの中国史に詳しい方なら多分更に楽しめるんじゃないかなとも思いました。
あとはやっぱりラノベらしくラブコメ要素がかなり取り入れられていたのも本作の特徴ですね。
戦乱の世を舞台としていますがバトル一辺倒ではなく、ラブコメとバトルの割合は丁度5:5くらいに落ち着いていたので、ラブコメが好きな方にもおすすめできる構成となっていました。
「前世」という要素が終盤になるにつれてどんどん重要性が増していっていたのも良かったですね。
壮大なスケールの物語なので、2巻以降の展開が非常に楽しみです。

次にキャラの感想。
主人公もヒロインも、どちらも王道!といった感じの主人公とヒロインでしたね笑
主人公は大事な場面でやってくる仲間想いの最強キャラで、危なげがありつつも絶対に勝ってくれるという安心感がありました。
やっぱり一騎当千する主人公ってかっこいいですよね。
「魔法がなくても無双は書ける」という七野先生の思いがひしひしと伝わってきました。
ヒロインは普段は凛としていますが、時折弱いところを見せたりふにゃふにゃになったりして、ギャップ萌えをすごく感じられましたね。
カッコいいところも可愛いところも際立っていたのが印象的でした。
ただ僕の推しはサブヒロインの明鈴ちゃんなので、2巻以降では彼女の出番をもっと増やしてほしいですね!
1巻ではめちゃくちゃ活躍してましたけど、それと同時にちょっと不憫なところもあったので……

最後に読みやすさ。
中華ファンタジーと聞くと少し難しそうに思えますが、『キングダム』や『三国志』しか読んでない僕でもスラスラと読み進められたので、中華系の作品をデビューするのに本作はかなりおすすめですね。
中華系の作品に苦手意識を持っている方にも読んでみてほしい1冊です。

総合評価

スト―リー
★★★★★★★
7/10
キャラ
★★★★★★★★
8/10
読みやすさ
★★★★★★★★
8/10

こんな人におすすめ!

中華系の作品が好きな人
ソードファンタジーが好きな人
主人公の無双が楽しめる作品が好きな人

リュウ
リュウ

今回は富士見ファンタジア文庫様より『双星の天剣使い』について書かせていただきました!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
この作品が気になった方は下のリンクからお買い求めいただけると幸いです。

双星の天剣使い1
不敗の大英雄は、未来に転生しても最強の英雄――! 帝国北方の辺境を守る名門・張家のご令嬢ながらも、 文武両道、才色兼備、民からも慕われる美少女、白玲(ハクレイ)。 「貴方を助けてから――十年間、一緒に居ました。私が、貴方の背中を守りたいんです」 …

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