人と魔獣のラブストーリー 『森の魔獣に花束を』を紹介させていただきます

ラノベ紹介

皆さんこんにちは、リュウです。
今回はガガガ文庫様より『森の魔獣に花束を』について書かせていただきます。

『森の魔獣に花束を』ってどんな作品?

『森の魔獣に花束を』は著者「小木君人」、イラストレーター「そと」で贈られるファンタジー作品です。
著者の小木先生は他にも、同じくガガガ文庫様より『夜が来るまで待って』や、『魔女は世界に嫌われる』などの作品を出されています。

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イラストレーターのそと先生は、先程挙げた『魔女は世界に嫌われる』や、コミカライズ版『異世界はスマートフォンと共に』などのイラストも担当されています。

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メインキャラを4行でサクッと紹介

クレヲ・グラント

本作の主人公で、貴族の息子。
病弱なため、幼い頃から絵を描くことだけが生きがい。
跡継ぎのための試練として入った禁断の森に1人で置き去りにされた。
性格は気弱で大人しい。

ロザリーヌ

本作のメインヒロインで、魔獣の少女。
クレヲの絵を見たことにより、彼に興味を抱いた。
ロザリーヌという名はクレヲに貰ったもの。
性格は明るく、自由奔放。

ホンノー

ロザリーヌの中にいる存在。
その”声”はロザリーヌにしか聞こえない。
自由奔放なロザリーヌをたしなめたり、色んな事を教えたりしている。
常に冷静で、落ち着いていた性格。

あらすじ

「家の正式な跡継ぎになるならば、青い薔薇を探してこい」という試練を与えられたクレヲ。
案内役と共に旅に出たクレヲだったが、案内役の裏切りに遭い、魔物が住まう禁断の森に1人取り残されてしまう。
そこでクレヲが出会ったのは半獣半人の魔獣の少女
最初はクレヲを食べようとした少女だったが、彼の描く絵に興味を持ち、彼と行動を共にすることに。
共に歌を歌い、絵を描き、木の実を食べるうちに、ずっとひとりぼっちだった少女の心にはだんだんと変化が現れてきて――
だが、そんな2人の平和な日々はそう長くは続かなかった……

感想

1巻完結で泣ける作品ないかな~と調べてみたらこの作品がヒットしたので読むことにしました!

まずはストーリーの感想から。
普段は人と人の恋物語しか読まないので、人と魔獣の恋物語というのは僕にとって新鮮でとても面白かったですね。
中盤までは非常に平和で、(主人公が置いてかれたり喰われそうになったものの)「あれ?もしかしてこのままこれで終わり?」と思ったのですが、その瞬間にやってきたジェットコースターのような急展開で一気に物語に引き込まれてしまいました!
多少血なまぐさい展開もあるものの、それも含めて美しいと思わせてくれる、まるで童話のような作品です。
特にエピローグは本当に綺麗にまとまっていて、読んでいて自然と涙が出てきてしまいました……

次にキャラの感想。
主人公のクレヲももちろん良かったのですが、やっぱりヒロインのロザリーヌが1番印象的でしたね。
ただの捕食対象でしかなかったクレヲと一緒に暮らすうちに、だんだんと彼のことを大切に想い始めるロザリーヌが本当に愛おしかったです。

最後に読みやすさ。
1巻で綺麗にまとまっていて、ページ数も312ページとそこまで多くないので、非常に読みやすいです。
ファンタジー作品ですが、難しいルビや専門用語などは出ないので、そういうのが苦手な方でも問題なく楽しめると思います!

総合評価

ストーリー
★★★★★★★★★
9/10
キャラ
★★★★★★★★★
9/10
読みやすさ
★★★★★★★★★
9/10

こんな人におすすめ!

異種族間のボーイ・ミーツ・ガールが好きな人
優しい童話のような物語が好きな人
美しい物語が好きな人

今回はガガガ文庫様より『森の魔獣に花束を』 について書かせていただきました!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
この作品が気になった方は下のリンクからお買い求めいただけると幸いです。

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森の魔獣に花束を
ひとりぼっちの魔獣の少女に恋をした。 とある村の近くに、人を喰う魔物が棲むという禁断の森があった。家の跡継ぎになるための試練として稀少な青い薔薇を探す旅に出た少年クレヲは、同行者の裏切りに遭い、その森にひとり取り残される。そこでクレヲが出会った…

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