皆さんこんにちは、リュウです。
今回はカドカワBOOKS様より『サイレント・ウィッチ』の1巻について書かせていただきます。
『サイレント・ウィッチ』ってどんな作品?
『サイレント・ウィッチ』は著者「依空まつり」、イラストレーター「藤実なんな」で贈られる、学園ファンタジー作品です。
「このライトノベルがすごい!2022」では単行本・ノベルズ部門2位、総合新作部門7位を獲得しました。
2022年2月14日現在、3巻まで発売されています。
著者の依空先生はこの作品でデビューされた作家さんで、普段は「小説家になろう」というサイトで作品を投稿されています。
イラストレーターの藤実先生は他にも、講談社文庫様より発売されている『錬奏技巧師見習いの備忘録』という作品のイラストも担当されています。
藤実なんな先生のイラストは本当に美しいんですよね……。
僕の好きなイラストレーターTOP3に入ってくるほど好きな方です。
用語解説
七賢人
リディル王国にいる7人の魔術師の総称。
魔術師として特別な力、才能を持つ者だけが選ばれ、「国王の相談相手」とも呼ばれている。
セレンディア学園
リディル王国に存在する3大名門校の1つであり、本作の舞台となる学園。
通うためには高額の入学金と寄付金が必要になるため、生徒のほとんどが貴族の子女で構成されている。
※ハリー・〇ッターのような魔法1本の学園ではない。
登場するメインキャラを4文でサクッと紹介
モニカ・エヴァレット
本作の主人公で17歳の少女。
史上最年少でリディル王国の七賢人に選ばれた天才。
人類で唯一、魔法を使う際の詠唱を省略できるため、〈沈黙の魔女〉と呼ばれている。
常におどおどしており、無口で極度の人見知り。
ネロ
モニカの使い魔の黒猫。
普段は猫の姿をしているが、人と会話をすることもできるし、なんなら人に変身することもできる。
好きなものは冒険小説。
一人称が「オレ様」で、モニカとは正反対の大胆な性格をしている。
ルイス・ミラー
モニカと同じ七賢人の1人で、通称〈結界の魔術師〉。
実は竜の単独討伐数で歴代2位を誇る超武闘派。
モニカと同時に七賢人になったため、モニカのことを「同期殿」と呼ぶ。
美しい女性的な顔立ちをしているが、性格はドS。
リィンズベルフィード
ルイスと契約している風の上位精霊で、愛称はリン。
普段はメイドの姿をしているが、鳥や男性の姿にもなれる。
人間について学ぶために様々な本を読んでいるが、語彙も常識も偏っている。
そのため、淡々とした口調で変な言動をすることもしばしば。
フェリクス・アーク・リディル
リディル王国の第二王子で、セレンディア学園生徒会長。
運動も勉強もなんでもかんでも完璧にこなす超人。
基本的に誰に対しても優しく、特にモニカの面倒をよく見ている。
顔も知らぬ〈沈黙の魔女〉に強い感情を抱いている。
あらすじ
不合格になった理由は単純、極度の人見知りであるモニカは多くの人に見られる実技試験で緊張し、詠唱を行えなかったのである。
そこでモニカは考えた。
人前で話すことができないなら、無詠唱で魔術を行使すればよいのだ、と。
そしてそのままモニカは才能を開花させ、人類唯一の無詠唱魔術をマスター、七賢人の1人となった。
それから2年の月日が経ち、モニカに1つの命令が下される。
それはリディル王国第二王子、フェリクスを秘密裏に護衛してほしいというものだった。
かくしてモニカは貴族の子女たちが通う名門校、セレンディア学園に生徒として編入することに。
しかし極度の人見知りであるモニカにとって学園での生活は想像以上に困難を極め……。
感想
「このライトノベルがすごい!2022」でかなりの高順位だったので、購入しました!
まずはストーリーの感想から。
文句なしで面白かったですね。
僕の好きなライトノベルランキングTOP10に入るほどに好みでした。
極度の人見知りなモニカが学園生活をあたふたしながら過ごし、その最中に起きた第二王子を狙う事件を、自分の正体がばれないように解決していく。
この緩急がたまりませんでしたね。
日常パートでは(モニカ頑張れ…!ああ早くフェリクス王子助けに来て!)って思いながら読んでいたのに対し、事件パートでは(うおおおおお!モニカすげええええ!)って思いながら読んでいたので、感情が忙しなく、読んでいてとても楽しかったです笑。
そして「声を出さない」というのが2つの意味を持っていたのには驚きました。
学園生活において声を出さないことは弱さの現れですが、魔術界において声を出さないことは強さの現れになるんですよね。
うーん、面白い。
やっぱりこのラノで高順位の作品にはほとんど外れがないのでいいですね!
手っ取り早く面白いラノベを知りたい方はこのラノを見るのをおすすめします!
次にキャラの感想。
モニカ可愛い、フェリクスカッコいい。
これに尽きると思います。
モニカの魅力は何と言っても普段はダメダメで常におどおどしているのに、数学や魔術のことになると途端にかっこよくなるという点ですね。
最もギャップ萌えを体現しているヒロインだと思います。
そして王子様フェリクスは弱きを助け、悪を挫くというThe王子様です。
個人的に1番好きなシーンは運動神経が壊滅的で、一切ダンスが踊れないモニカにフェリクスがダンスを手取り足取り教えるシーンですね。
男なのにときめきました笑。
これからもモニカには優しくしてあげてほしいですね。
(まあ正直彼は裏とか闇とかがありそうですが……。)
この作品は女性主人公なので、他の作品よりもイケメンキャラが多く集まってきます!
イケメンキャラが好きな人は是非読んでみてください!
最後に読みやすさ。
かなり読みやすい作品だと思います。
物語の展開が速く、キャラクターの軽快な掛け合いがとても面白いため、すらすら読み進めることができました。
ライトノベルをあまり読んだことがない方にもおすすめです!
総合評価
ストーリー
★★★★★★★★★★
キャラ
★★★★★★★★★
読みやすさ
★★★★★★★★★
こんな人におすすめ!
・学園ファンタジー作品が好きな人
・ギャップのある主人公が好きな人
・イケメンキャラが好きな人
今回はカドカワBOOKS様より『サイレント・ウィッチ』について書かせていただきました!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
この作品が気になった方は下のリンクからお買い求めいただけると幸いです。
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