皆さんこんにちは、リュウです。
今回は講談社ラノベ文庫様より『俺がピエロでなにが悪い!』を紹介させていただきます。
『俺がピエロでなにが悪い!』ってどんな作品?
『俺がピエロでなにが悪い!』は著者「白井ムク」、イラストレーター「塩かずのこ」で贈られる、学園青春ラブコメです。
著者の白井先生は他にも、富士見ファンタジア文庫様より『じつは義妹でした。最近できた義理の弟の距離感がやたら近いわけ』という作品も出されています。
『実は義妹でした…』はTwitterで多くの方が絶賛されていたのでかなり気になっているんですよね……。
イラストレーターの塩かずのこ先生は他にも、富士見ファンタジア文庫様より『VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた』や、『ねぇ、もういっそ付き合っちゃう?幼馴染の美少女に頼まれて、カモフラ彼氏はじめました』などの作品のイラストも担当されています。
塩かずのこ先生の描く女の子は本当に可愛いんですよね……!
ラノベではないのですが、僕の大好きな音声作品『しょにおや!』のイラストも担当されていて大好きなイラストレーターさんです。
用語解説
ホスピタル・クラウン
ピエロの格好をしながら病院で芸を披露するボランティアのこと。
メインキャラを4文でサクッと紹介
宮守 樹
本作の主人公で、高校2年生の少年。
ホスピタル・クラウンの活動をしているが、学校では完全なボッチ。
常に自分の芸を磨いており、将来の夢はストリートパフォーマー。
ボッチだけど根暗ではないし、言いたいことがある時ははっきり言うタイプ。
市川 愛莉
本作のメインヒロインで、樹と同じクラスの女子。
金髪に派手なメイクと、いかにもギャルといった見た目をしている。
樹を嫌っていたが、とある出来事を機に、彼に勉強を教えてもらうことに。
性格はチャラいように見えて、意外と純情。
茉莉
樹がホスピタル・クラウンとして訪問している病院に入院している少女。
他の子どもたちと違い、樹の芸を見てもなかなか笑ってくれない。
重い心臓病を患っていているため、小学5年生なのに2年生に見えるほど身体が小さい。
クマのぬいぐるみが好きで、すぐに枯れてしまうお花が嫌い。
パリアッチ・カニオ
樹が子供のころ入院していた病院にホスピタル・クラウンとしてやってきたピエロ。
すべての芸が洗練されていて、世界的に有名なストリートパフォーマー。
樹が尊敬するピエロであり、樹の活動の原点。
ちなみにパリアッチはイタリアのオペラ『道化師』の別名であり、カニオは同作『道化師』に登場する道化師の名前。
あらすじ
日々努力を重ねて芸を洗練させていく彼だが、入院中の少女、茉莉だけはどうしても笑ってくれない。
今日もダメだったか……。と悩む彼の前に現れたのはクラスメイトでギャルの市川愛莉⁉
病院での偶然の出会いを境に何故か樹と愛莉の距離は近づいていく。
今までお互いに関わることのなかった、ボッチなピエロとビッチ(?)なギャルの学園ラブコメがここから始まる!
感想
夏鎖様のプレゼント企画で頂いた作品です!
本当にありがとうございました!
まずはストーリーの感想から。
主人公がホスピタル・クラウンという設定が斬新でかなり面白かったですね。
ホスピタル・クラウンになろうと思ったきっかけや理由も丁寧に描かれていたので、感情移入しやすかったのも良かったです。
終盤の展開はもう最高でした!
中盤時点で予測できるストーリーではありましたが、主人公の葛藤やピエロとしての熱い信念を感じられたので、読んでいてとても盛り上がりました!
次にキャラの感想。
主人公の癖が強かったですね~。
人によって好みが分かれそうなキャラだと感じました!(僕にはちょっと合わなかったです)。
まあピエロという設定なので癖があるのは当然ですね!
無個性ピエロよりは全然良いです笑。
あとは委員長というキャラが登場するのですが、その娘のキャラが弱かった……。
多分2巻が出てればもっと活躍できてたと思うんですけどね……。
1巻しか出ていないので、ちょっと目立つモブキャラで終わってしまっていたのが残念でした。
パリアッチさんのキャラはかなり良かったですね。
登場するシーンこそ少ないですが、どれも物語には外せない大切なシーンだったので、とても印象的なキャラに仕上がっていました。
最後に読みやすさ。
主人公の1人語りが多く、最初は読みづらかったのですが、読み進めるうちにだんだんと慣れていったので最後の方はあまり気にならなかったですね。
ページ数が少なく、ジャンルもラブコメなので読みやすい作品だと思います!
総合評価
ストーリー
★★★★★★★★
キャラ
★★★★★★
読みやすさ
★★★★★★★
こんな人におすすめ!
・学園ラブコメ作品が好きな人
・努力家な主人公が好きな人
・ギャルヒロインが好きな人
今回は講談社ラノベ文庫様より『俺がピエロでなにが悪い!』について書かせていただきました!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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