妹としてやってきたのは学年一の美少女⁉　『義妹生活』を紹介させていただきます。

高校生の浅村悠太は両親の離婚により、父親と2人で生活していた。
だがその生活は父親の再婚により急激に変化していく。
父の再婚相手は学年一の美少女綾瀬沙季の母親で、悠太は沙季の義兄となってしまう。
いきなり一つ屋根の下で暮らすことになった2人はドキドキしながらイチャイチャする関係に……なるはずもなかった。
両親の不仲を間近で見てきた2人は他人に期待することを諦めていたため、お互いに干渉しないスタンスでいこうと決める。
だが、似た者同士の2人は次第に居心地の良さを感じていき……。

これは、昨日まで他人だった俺と彼女が本当の”家族“になるまでの物語――。

先日の『次にくるライトノベル大賞2021』で高順位を獲得していたので、急いで読みました笑。
まずはストーリーの感想から。
主人公とヒロインの何とも言えない距離感が良かったですね。
全体的に落ち着いている2人が何気ない日常を通じて、だんだんと距離を詰めていく様子が丁寧に描かれていたのでほのぼのとした気持ちになりました！
これからの2人がどんな関係になっていくのかがとても楽しみです！
1巻を読み終えた後、急いで4巻まで買いに行ったので早速明日から読んでいきたいと思います笑。

次にキャラの感想。
なんて言えばいいんでしょう……。登場人物がみんな頭いいんですよね。
主人公とヒロインは気が合いすぎて最低限の会話だけでお互いの言いたいことが伝わるし、丸と読売先輩はその時に必要なアドバイスを的確に渡してくれる。
おバカキャラ枠が多いヒロインの女友達も頭が良いときた。
結果として全員に好感が持てますし、なによりテンポがめちゃくちゃ良いです。
おバカキャラが大好きな人には物足りないかもしれませんが、僕はどちらかと言うと苦手な方なのですごく助かりました。
まあ最後にちょっとヒロインが暴走気味なことをしちゃうんですけどね……。
ちゃんと主人公が厳しく諌めてくれたので良かったです。
なよなよしてる主人公よりも思ったことをビシッと言える主人公の方が数倍好きなので、最後でまた主人公に対する好感度が上がりました！

最後に読みやすさ。
先ほども書いたのですが、登場人物がみんな頭いいのでストレスフリーで読むことができます。
また、小難しい設定などもなく、主人公とヒロインの日常を淡々と描くタイプの作品なので、かなり読みやすい方だと思います！
ページ数も約250ページと短いので、ライトノベルをあまり読んだことがない方にもおすすめです！