ワクワクが止まらない最高の現代ファンタジー! 『凡人探索者のたのしい現代ダンジョンライフ』を紹介します。

ラノベ紹介
リュウ
リュウ

皆さんこんにちは、リュウです。
今回はオーバーラップ文庫より『凡人探索者のたのしい現代ダンジョンライフ』を紹介します。
※タイトルが少し長いので、以降は『凡人探索者』と表記します。

『凡人探索者』ってどんな作品?

『凡人探索者』は著「しば犬部隊」、イラスト「諏訪真弘」で贈られるファンタジー作品ですね。

著者のしば犬部隊先生は他にも、同じくオーバーラップ文庫より『現代ダンジョンライフの続きは異世界オープンワールドで!』という作品も出されています。
※以下書影をタップすればBookwalkerさんのページに飛ぶことができます。

リュウ
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こちらの作品はどうやら『凡人探索者』と世界観を共有しているらしいですね。
こちらも時間があれば読んでいきたいです……!

イラストを担当された諏訪真弘先生は他にも、MFブックスより発売されている『走りたがりの異世界無双 ~毎日走っていたら、いつの間にか世界最速と呼ばれていました~』のイラストも担当されています。

メインキャラを4文でサクッと紹介

味山 只人あじやま ただひと

本作の主人公で、「アルファチーム」の自称‟凡人”。
‟耳の怪物”との戦闘で生き延びた結果、「TIPS€」という奇妙な響きと共に、『攻略のヒントを聞く異能』を獲得した。
その異能から高いサポート能力を有しており、現代最強の探索者と呼ばれているアレタの補佐探索者も勤めている。
理不尽な存在と遭遇した際、仕方ないとあきらめるより先にふざけんな!と怒ってくれる、そんなキャラ。

アレタ・アシュフィールド

本作のメインヒロインで、通称‟52番目の星”。
嵐を自由に操る遺物「ストーム・ルーラー」を有している、国家より特権と地位の指定を受ける指定探索者の1人。
只人のことが大のお気に入りで、重すぎると思われても仕方ないレベルの感情を抱いている。
作中最強各の1人ではあるが、時々子供っぽい部分を見せることも。

グレン・ウォーカー

只人、アレタと同じ「アルファチーム」の一員で、大柄なイケメン。
上級探索者の1人で、只人の夜遊びバカ男友達その1。
○○っす!が口癖の、シンプルにめっちゃ強いパワーキャラ。
クラークの補佐探索者を務めており、彼女を「センセイ」と呼び慕っている。

ソフィ・M・クラーク

3人と同じ「アルファチーム」の一員で、通称‟女史”。
アレタに命を救われた過去を持ち、以来彼女に心酔している。
指定探索者の1人で、‟委員会”の橋渡し役を務めている。
味山とは仲もいいし認めてもいるが、彼の底知れない力をうっすらと把握しており、彼を危険視している側面もある。

‟耳の怪物”

本編の1ヶ月前、そこにいたアレタと味山以外の探索者を全員殺害した最恐の怪物。
何度もコイツの討伐作戦は行われてきたが、未だ成功には至っていない。
直近の討伐作戦では、指定探索者2人が殺害、2つの遺物が喪われた。
味山にとって敵なのか味方なのか、未だその正体は判明していない。

あらすじ

ダンジョン「バベルの大穴」が存在し、人智を超えた「怪物」が存在するこの世界において、味山只人(あじやまただひと)は凡人の探索者。
そんな彼がある事件をきっかけに宿したのは【攻略のヒントを聞く異能】!?
相棒である最強の探索者アレタ・アシュフィールドに助けられる毎日で、周囲からは「アレタの腰巾着」と揶揄される味山だが、彼は知ることになる。
【攻略のヒントを聞く異能】とともに得た【腑分けされた部位”耳”の力】。
それはいつか世界を亡ぼし、数多の英雄すら倒しうる最強の力であることに――!
今はまだ凡人である探索者が、やがて絶対最強へと至る冒険譚、ここに開幕!

Amazonより引用

感想


まずはストーリーの感想から。

本作はとある異能を身に付けた主人公が、その力を活用しながら個性あふれるパーティーメンバーと共に、巨大なダンジョンを探索・モンスターを討伐していく現代ファンタジー作品ですね。
最初に言います。
この作品、かなり面白いです。
戦闘シーンはめちゃめちゃカッコいいですし、キャラの掛け合いはテンポがよくて笑えますし、そんな中で今後に繋がってきそうな伏線をたくさんばら撒いていたのが印象的でした。
緩急をつけるのが本当にうまいんですよね。
全体的にストーリーの展開が早く、その中で日常パートと戦闘パートのメリハリがしっかりしていたのが最高に良かったです。
やっぱりダンジョンというのがメインとなってくるので、基本的にはファンタジックな世界観なのですが、ところどころ「現代」が垣間見えるのが面白いんですよね。
只人をネット上で誹謗中傷した奴らにアレタが自身の権力を使って片っ端から開示請求するくだりとかは、良い感じに現代とファンタジーが融合していて笑いました笑
1巻時点で色々と不穏な空気が漂っているのが少し不安ですが、只人の成長をこれからも見届けたいと感じさせてくれたので、2巻も発売されたら買おうと思います!

次にキャラの感想。
本作の1番の魅力はこの「キャラクター」だと思います。
ネームドキャラが全員個性的で魅力的なんですよね。
モブ群衆は只人のことを「腰巾着」とか「寄生虫」呼ばわりしますけど、実際只人とチームを組んでいるアレタ・グレン・クラークは只人のことを一切悪く言いませんし、彼のことを認めているのが伝わってくるので読んでてすごく気持ちがいいです。
主人公の只人も言葉にできない良さがあって、間違いなく王道主人公タイプではあるんですけど、なんかその中に得体の知れない不気味さが時々感じられるんですよね。うう…上手く表せないのがもどかしい……。
ヒロインのアレタは現状最強キャラの筆頭で、戦闘においてはすごくカッコいいんですけど、只人のことになると途端に年頃の少女感が出てくるのが素晴らしく良いです。
そしてそんなアレタが頑張ってアピールしても、只人には全く通じてないのが不憫で可愛かったですね笑

最後に読みやすさ。
戦闘シーンの多いファンタジー作品はどうしても少し読みにくくなってしまう傾向があると思っているのですが、本作に関しては特に問題なくスラスラと読み進めることができましたね。
物語上におけるストーリーの組み立て方が上手く、読者を飽きさせることのない1冊に仕上がっていたと思います。
ラノベ初心者さんにも是非おすすめしたいです!

総合評価

ストーリー
★★★★★★★★
8/10
キャラ
★★★★★★★★★
9/10
読みやすさ
★★★★★★★★
8/10

こんな人におすすめ!

主人公が泥臭く戦う作品が好きな人
主人公がだんだん成長していく作品が好きな人
ワクワクする現代ファンタジー作品が好きな人

リュウ
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今回はオーバーラップ文庫より『凡人探索者のたのしい現代ダンジョンライフ』について紹介しました!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
この作品が気になった方は下のリンクからお買い求めいただけると幸いです。

凡人探索者のたのしい現代ダンジョンライフ 1
最弱の凡人が――世界を圧倒する! ダンジョン「バベルの大穴」が存在し、人智を超えた「怪物」が存在するこの世界において、味山只人(あじやまただひと)は凡人の探索者。そんな彼がある事件をきっかけに宿したのは【攻略のヒントを聞く異能】!? 相棒である最…

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