『15歳のテロリスト』松村涼哉の最新作! 『暗闇の非行少年たち』を紹介します

ラノベ紹介
リュウ
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皆さんこんにちは、リュウです。
今回はメディアワークス文庫より、『暗闇の非行少年たち』について紹介します!

『暗闇の非行少年たち』ってどんな作品?

『暗闇の非行少年たち』は著者「松村涼哉」、イラストレーター「syo5」で贈られるミステリ作品です。

著者の松村涼哉先生は他にも、電撃文庫より『ただ、それだけでよかったんです』や、メディアワークス文庫より『15歳のテロリスト』などの作品も出されています。
※以下書影をタップすればBookwalkerのページに飛ぶことができます。

リュウ
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特に『15歳のテロリスト』は20万部を突破している超人気作です。
初読の衝撃がとてつもないミステリ作品ですので、未読の方はこちらも是非読んでみてください……!

イラストレーターを担当されたsyo5先生は他にも、小学館文庫より発売されている『夢探偵フロイト』や、ガガガ文庫より発売されている『冬にそむく』などの作品のイラストも担当しています。

メインキャラを3文でサクッと紹介

水井 ハノ

本作の主人公で、18歳の少女。
高校1年生の頃に虞犯行為(犯罪には満たない非行行為)を繰り返したことで、少年院に入所した過去を持つ。
更生を誓いながらも上手く現実に馴染めず、再び犯罪に手を染めそうになったところに仮想共有空間「ネバーランド」への招待状が届いた。

木原 真二

ハノと同じく「ネバーランド」に招待された17歳の少年。
高校1年生の時に友人の死亡に関わり、以来彼の母親に謝罪の手紙を書き続けている。
誠実で、他人のために心から考えることのできる人物。

火口 三春

2人と同じく「ネバーランド」に招待された17歳の少女。
中学2年生の頃、自身を執拗にいじめてきた女子生徒を彫刻刀で殺害した過去を持つ。
変わりたいと願い、勇気を出して過去と向きうことに。

あらすじ

子どもたちの明けない夜を描いた、『15歳のテロリスト』著者の衝撃作!

少年院から退院した18歳の水井ハノは、更生を誓いながらも上手く現実に馴染めず、再び犯罪に手を染めようとしていた。そんな時、SNSで「ティンカーベル」と名乗る人物から、ある仮想共有空間(メタバース)への招待状が届き――。
空間に集う顔も本名も知らない子供たちとの交流を通し、暗闇にいたハノは居場所を見つけていく。だが、事情を抱える子供たちのある“共通点”に気づいた時――、謎の管理人ティンカーベルが姿を消した。予想もつかない事態へ、ハノたちも巻き込まれていく。

子供たちを集める謎の管理人ティンカーベルの目的とは。更生を願い、もがく少女が見つけた光は、希望かそれとも――?

鳴りやまない反響に20万部突破 『15歳のテロリスト』の著者が放つ、新たな衝撃ミステリー!!

Amazonより引用

感想

松村涼哉先生の最新作ですね。
5ヶ月前に読んだ『15歳のテロリスト』がとんでもなく面白かったので、こちらも読むことにしました!

まずはストーリーの感想から。
本作は過去に罪を犯したことのある3人の少年少女たちが仮想共有空間メタバースを通じて出会い、過去を受け止めながら未来への1歩を踏み出すお話です。
「非行少年たちは本当に更生できるのか」
「そもそも何をどうしたら‟更生”になるのか」
「他人を不幸にした者に幸せになる権利はあるのか」
本作は答えを出すのが難しい色々なテーマに真っ直ぐ向き合っています。
やっぱり松村先生の作品は心を揺さぶってきますね……。
読んでいて心が苦しくなる場面もありましたが、結末に関しては希望を見せてくれる明るいエンドだったので良かったです。
ハノたちのいた「ネバーランド」のように、現実でも非行少年たちが心を開けるような空間が少しでも増えていけばいいなと思いました。

次にキャラの感想。
非行少年たちがメインキャラということで、最初は好きになれるかなぁと不安だったのですが、全然問題なかったですね。
非行少年とはいえ全員根っからの悪人というわけではないんですよ……。
不運によって人生の歯車が少し嚙み合わなくなってしまっただけの人たちなので、彼らに対してヘイトが溜まるとかそういったことはなかったです。
個人的には真二くんが1番好きでした。

最後に読みやすさ。
やはりベテラン作家さんなだけあってすごく読みやすかったですね。
お話もミステリ要素があって面白く、すぐに引き込まれました。
1冊で完結している作品で、ページ数も320ページと程よくあるので、気になった方は是非読んでみてください!

総合評価

スト―リー
★★★★★★★
7/10
キャラ
★★★★★★★★
8/10
読みやすさ
★★★★★★★★★
9/10

こんな人におすすめ!

松村涼哉先生の作品が好きな人
少年少女の心の成長を描いた作品が好きな人
1冊で完結する作品が好きな人

リュウ
リュウ

今回はメディアワークス文庫より『暗闇の非行少年たち』について紹介しました!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
この作品が気になった方は下のリンクからお買い求めいただけると幸いです。

暗闇の非行少年たち
子どもたちの明けない夜を描いた、『15歳のテロリスト』著者の衝撃作!  少年院から退院した18歳の水井ハノは、更生を誓いながらも上手く現実に馴染めず、再び犯罪に手を染めようとしていた。そんな時、SNSで「ティンカーベル」と名乗る人物から、ある仮想…

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