皆さんこんにちは、リュウです。
今回は角川スニーカー文庫様より『魔導書学園の禁忌少女』について書かせていただきます。
『魔導書学園の禁忌少女』ってどんな作品?
『魔導書学園の禁忌少女』は著者「綾里けいし」、イラストレーター「みきさい」で贈られる、学園ファンタジー作品です。
2022年4月現在、1巻のみ発売されています。
著者の綾里先生は他にも、MF文庫様より『異世界拷問姫』や、『悪逆大戦』などの作品も出されています。
『悪逆大戦』に続き『魔導書学園の禁忌少女』もかなり面白かったので、『異世界拷問姫』も早く読みたいですね……!
『悪逆大戦』について詳しく知りたい方はこちら⇒『悪逆大戦』を紹介させていただきます。 | リュウのサブカル日記 (ryuunosabukarunikki.com)
イラストレーターのみきさい先生は他にも、ダッシュエックス文庫様より出されている『吸血鬼は僕のために姉になる』や、電撃文庫様より出されている『さいはての終末ガールズパッカー』などの作品のイラストも担当されています。
みきさい先生の描く女性キャラは本当に可愛いんですよね……!
『さいはての終末ガールズパッカー』から大好きな絵師さんです!
用語解説
魔術師
己の中の「本棚とその中の本」を具現化し、その物語を読むことで火や風を操ったりすることができる者たちの総称。
魔術師によって本の種類、ページ数、蔵書数は様々。
一般的に、蔵書群を100冊以上を持つ名家の出の者は『図書館持ち』と呼ばれている。
『無限図書館』
魔術学園だが、ただ魔術師の学生を所属させているだけでなく、あらゆる魔術師の管理を行い、独立的権力さえ誇る施設。
クラスは40個に分かれており、1番上は「大鴉」、1番下は「小鳩」と呼ばれている。
『無限図書館』がその気になれば数多の魔術師を「駒」として利用できるため、最早1つの小国と言っても過言ではない。
【禁書】
世界を呪い、破滅へと導く書物。
その存在は悪口にも使われるほどに世界に浸透しているが、存在はしない、してはいけないとされている。
メインキャラを4文でサクッと紹介
ユグロ・レン(所属クラスは小鳩)
本作の主人公で、『無限図書館』に歴代最低得点で入学した落ちこぼれ。
と、されているが実際は対人戦のタイマンでは絶対に負けないほどの実力を持っている。
しかし、使用する魔術書が異質すぎるため、普段はその実力をひた隠しにしている。
底抜けに優しく、自己犠牲も厭わないタイプの少年。
アンネ・クロウ(所属クラスは小鳩)
自らを『禁書少女』と名乗る、【禁書】を集め、保管をするためだけの存在。
多くの謎や秘密を抱えているが、意外にもおしゃべりでフレンドリーな性格。
レンのことを「少年」や「君」と呼び、よくからかっている。
自称レンの伴侶。
アマリリサ・フィークランド(所属クラスは大鴉)
レンとは対照的に、『無限図書館』に歴代最高得点で入学した才女。
数百を超える物語を持っていて、名家フィークランド家の出身。
良くも悪くも真っ直ぐな性格で、フィークランド家のしきたりに則って自身を圧倒したレンと結婚しようとする。
自称レンの伴侶。
ベネ・クラン(所属クラスは小鳩)
変身属性の使い手だが、まだ制御が上手くできないため常にケモミミが生えてしまっている少女。
コンプレックスである自身の耳を、唯一気にも留めずに接してくれたレンに想いを寄せている。
常に能力が暴走している状態のため、身体能力はかなり高い。
常に元気いっぱいで、快活な少女。
ディレイ・デンリース(所属クラスは小鳩)
レンの親友で、秋葉原にいるオタクみたいな喋り方をする少年。
ベネのことを「獣耳っ子」と呼び、彼女になじられ、興奮するまでがいつもの流れ。
言動がアレすぎるせいで誰からも気づかれてないが、実はかなりのイケメン。
察しがよく、友人想いなすごい良い奴。
あらすじ
――この世界は魔術師とそうでないものに分けられる。
己の中の「本棚とその中の本」を具現化できるのが前者で、できないのが後者だ。
これはそんな魔術師たちが集まる学園、通称『無限図書館』を舞台とした物語である――。
本来は強大な力を持っているのに、その能力が異質すぎるせいで自分の実力を隠して落ちこぼれを演じている主人公のレン。
ひょんなことからそんなレンの秘密を知った謎の美少女アンネは、彼に力を貸してほしいと持ちかける。
自身の秘密を人質に取られたレンはそれを渋々承諾し、彼女と行動を共にすることに
だがレンと同じく、彼女も重大な秘密を抱えていて――。
異端な2人の出会いは世界を変革する!
【禁書】を巡る、壮大な学園ファンタジーが今ここに!
感想
まずはストーリーの感想から。
めちゃめちゃ面白かったです!
これですよ!こういうのが好きなんです!
落ちこぼれと呼ばれているが実は強い主人公・明るくて和気あいあいとした仲間たち・最弱クラスの下剋上・多くの秘密を抱える謎の美少女などなど、僕の好きな要素がふんだんに詰め込まれていて、ページをめくる手が止まりませんでした。
シリアスパートはもちろん、アンネ・アマリリサ・ベネの3人の少女がレンの取り合いをするコメディパートもかなり面白かったですね!
個人的にはベネに頑張ってほしいな~って思ったりしてます笑
1巻ではレンの過去、アンネの秘密など、気になるのに明かされなかった部分が多々あったまま終わってしまったので、それらが今後どのようにして明かされていくのかが楽しみです!
次にキャラの感想。
ディレイのキャラが良すぎる!
彼が登場するだけで頬が緩むんですよ笑
普段はアレな発言ばかりしているくせに、たまーに超イケメン発言もしたりして……
こういうギャップがたまりませんでしたね
レンくんはとにかく優しさの塊で、THE王道主人公って感じでかなり好感が持てました!
もちろん女性陣も全員魅力的で、小悪魔的にからかってくるアンネ、小動物のように懐いてくれるベネ、完璧っぽいけど抜けたところも多いお嬢様のアマリリサと隙のない布陣でしたね笑
みきさい先生の可愛らしいイラストも相まって、もうなんかとにかく最高でした!
(ちなみに本作は初回限定でリバーシブルカバーになっています。カバー裏には一糸まとわぬアンネちゃんが描かれていてエッッッッなのでそちらも是非……笑)
最後に読みやすさ。
いや~めっちゃ読みやすかったです!
ページ数が250ページ未満とかなり短かったのもありますが、僕は70分で読み終わってしまいました……(もっとこの世界を堪能したかったのに……)
なので読むのが早い人なら1時間もかからずに読み切れると思います!
ファンタジー初心者の方にも超おすすめです!
総合評価
ストーリー
★★★★★★★★★
キャラ
★★★★★★★★★★
読みやすさ
★★★★★★★★★★
こんな人におすすめ!
・学園ファンタジーが好きな人
・熱い魔術戦が好きな人
・カッコいい詠唱が好きな人
今回は角川スニーカー文庫様より『魔導書学園の禁書少女』について書かせていただきました!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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