ゴブスレ作者の描く新たなダークファンタジー! 『ブレイド&バスタード』を紹介します。

ラノベ紹介
リュウ
リュウ

皆さんお久しぶりです。リュウです。
今回はDREノベルスより『ブレイド&バスタード』について紹介します!

『ブレイド&バスタード』ってどんな作品?

『ブレイド&バスタード』は著者「蝸牛くも」、イラスト「so-bin」で贈られるダ―クファンタジー作品です。
ウィザードリィ』というゲームの世界観をベースに書かれている作品なのですが、『ウィザードリィ』を知らなくても十分に楽しむことができます。(僕がそうでした)

著者の蝸牛くも先生は他にも、GA文庫より『ゴブリンスレイヤー』や『モスクワ2160』などの作品も出されています。
※以下書影をタップすればBookwalkerのページに飛ぶことができます。

イラストを担当されたso-bin先生は他にも、KDOKAWAの新文芸より発売されている『オーバーロード』や、角川スニーカー文庫より発売されている『断末のミレニヲン』などの作品のイラストも担当されています。

メインキャラを4文でサクッと紹介

イアルマス

本作の主人公で、記憶を失った冒険者。(書影左の人物)
寺院の依頼で、《迷宮ダンジョン》内で力尽きた冒険者の死体を回収している。
記憶レベルは飛んでいるものの、剣・魔法共にその実力は高い。
無口で基本無表情だが、冷たい性格ではない。

ガーベイジ

本作のヒロイン?で元奴隷の少女。(書影右の人物)
イアルマスに危機を救われたことをきっかけに、彼と共に行動するように。
人語を話さず、野良犬めいた言動をとる。
剣1本で人にも怪物にも臆せず突っ込む狂戦士バーサーカー

ララジャ

妙な縁から、イアルマス達と共に行動するようになった少年。
駆け出しの盗賊で、《迷宮》で発見した宝箱や扉を開ける係。
まだまだ頼りないところもあるが、思わず応援したくなるタイプの男の子。
ガーベイジにいつも振り回されている。

あらすじ

――冒険の果てに、いつか魂さえ失うと(ロスト)したら?
「その時は、次の冒険者が上手くやるさ」

誰も足を踏み入れたことのない《迷宮(ダンジョン)》の奥で発見された、あるはずのない冒険者の死体――蘇生されたものの記憶を失った男イアルマスは、単独(ソロ)で《迷宮》に潜っては冒険者の死体を回収する日々を送っていた。《蘇生》が成功しようが失敗して灰となろうが、頓着せず対価を求める姿を蔑みつつも一目置く冒険者たち。そんな彼の灰塗れの日常は、壊滅した徒党(パーティ)の唯一の生き残り「残飯(ガーベイジ)」と呼ばれる少女剣士との出会いを機に動き始める! 蝸牛くも×so-binが贈るダークファンタジー登場!!

Amazonより引用

感想

Bookwalkerでコイン還元セールが行われているのを発見し、気になったので読みました!

まずはストーリーの感想から。
本作は《迷宮ダンジョン》と呼ばれる異界を舞台に展開されるダークファンタジー作品なのですが、なんといっても作品全体に広がっている唯一無二の緊張感がたまりませんでしたね。
「蘇生」という概念があるので意外と優しい世界なのでは?と思ったのも束の間、「蘇生には高額な喜捨が必須」「高額な喜捨を払ったとしても、生き返るかどうかはその人の運命力次第」「魂の消失ロストで死んだ場合は蘇生不可」などと条件が厳しいので全然優しい世界じゃないです。というかそもそも「蘇生したい!」と思ってくれる仲間を作らなければいけないのも……。
そんなダークofダークな世界だからこそ、命をかけながら《迷宮ダンジョン》に挑み続けるイアルマスたちがめちゃめちゃにカッコよかったです。
流石ベテラン作家さんというべきか、剣や魔法を使った戦闘シーンにかなり迫力があり、終始ワクワクしながら読み進めることができました。
2巻以降の展開も非常に楽しみです!

次にキャラの感想。
主人公イアルマスは読み終わった後でもたくさんの謎が残る不思議な人物でしたね……。
本来6人1組で挑む《迷宮ダンジョン》にずっと1人で潜っているところや、無口で無表情なところから1人を好むタイプかと思いきや、自分のあとをついてくるガーベイジやララジャのことを突き放したりはしないんですよね。放任主義ですけどなんだかんだ最後には守ってくれそうなタイプで、すごい好きなキャラでした。
そして野性味あふれる少女ガーベイジ!
彼女は作中通して一切人語を話さないのですが、それでもなんとなく感情が読み取れるのがすっごく可愛いんですよね。イアルマスの後ろをトコトコついていくところとか最高です。(まあそれでも敵がいたら迷わず突っ込むのですが……w)
新米盗賊のララジャ君も良いキャラしてましたね。
イアルマスとガーベイジが結構人外寄りなので、一番常識人っぽいララジャ君は思わず応援したくなりました。成長の幅が1番大きいと思うので、今後の活躍が楽しみです!

最後に読みやすさ。
濃厚なダ―クファンタジー作品なので、やっぱりラブコメ作品などに比べると少し読むのに時間がかかってしまいましたね……。
他の方の感想を見る限り『ウィザードリィ』由来の用語・要素も多いらしいので、既プレイの方ならそこらへんの小ネタも分かって更に楽しめるんじゃないかなと感じました。
ただじゃあ未プレイだと面白くないのかというとそういうわけでは決してなく、逆にこの作品を読んで『ウィザードリィ』をプレイしたくなる人も多いのではないかと思いました。(僕がそうなりましたしw)
大判作品ですけどページ数は264ページとそこまで多くないので、意外とサクッと読み切れると思います!
気になった方は是非読んでみてください!

総合評価

スト―リー
★★★★★★★★
8/10
キャラ
★★★★★★★★
8/10
読みやすさ
★★★★★★★
7/10

こんな人におすすめ!

ダークファンタジー作品が好きな方
『ウィザードリィ』が好きな方
未知の世界を冒険する作品が好きな方

リュウ
リュウ

今回はDREノベルスより『ブレイド&バスタード』について紹介しました!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
この作品が気になった方は下のリンクからお買い求めいただけると幸いです。
(Bookwalkerなら6月15日23時59分まで実質500円で買えるのでおすすめです!)

ブレイド&バスタード -灰は暖かく、迷宮は仄暗い-
――冒険の果てに、いつか魂さえ失うと(ロスト)したら? その時は、次の冒険者が上手くやるさ。 誰も足を踏み入れたことのない《迷宮(ダンジョン)》の奥で発見された、あるはずのない冒険者の死体――蘇生されたものの記憶を失った男イアルマスは、単独(ソロ…

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