経済を学べるライトノベル 『狼と香辛料』を紹介させていただきます。

ラノベ紹介

皆さんこんにちは、リュウです。
今回は電撃文庫様より『狼と香辛料』の1巻について書かせていただきます。

『狼と香辛料』ってどんな作品?

『狼と香辛料』は著者「支倉凍砂」、イラストレーター「文倉十」で贈られる、ロードノベルです。
第12回電撃小説大賞では《銀賞》を獲得し、2022年2月現在、23巻まで発売されています。
2008年にはアニメ第1期、2009年にはアニメ第2期が放送されるなど、かなりの人気を博しています。
著者の支倉先生は他にも、同じく電撃文庫様より続編となる『狼と羊皮紙』や、『マグダラで眠れ』などの作品も出されています。
※以下書影をタップすればBookwalkerさんのページに飛ぶことができます。

『狼と羊皮紙』について紹介している記事はこちら

イラストレーターの文倉先生は他にも、ガガガ文庫様より発売されている『こうして彼は屋上を燃やすことにした』や、富士見ファンタジア文庫様より発売されている『グロリアスハーツ』などのイラストも担当されています。

メインキャラを4文でサクッと紹介

ロレンス

本作の主人公で、25歳の青年。
18の時から行商人として独り立ちしているため、行商人歴はもう7年になる。
商談のため訪れたパスロエ村でホロと出会い、共に旅をすることに。
行商人らしく冷静で、頭も切れるが、ホロにはよく一杯食わされている。

ホロ

本作のメインヒロインで、豊作を司る神。
賢狼という二つ名を持ち、普段は狼の耳と尻尾を有している美しい少女の姿をしているが、本来の姿は巨大な褐色の狼。
何百年も生きており、北の地にある故郷に帰るまでロレンスと共に旅をすることに。
一人称は「わっち」で、ロレンスをからかうのが好き。

あらすじ

行商人ロレンスはある日、自らの馬車で眠る少女を見つける。
獣の耳と尻尾を持つその少女は自らを豊作の神、賢狼ホロと名乗り、ロレンスと共に旅をしたいと願い出る。
最初はホロを訝しむロレンスだったが、自身も独りに辟易していたため、ホロと共に旅をすることに。
そして旅を始めた2人に早速儲け話が舞い込んでくる。
それは近々銀貨の価値が値上がりするというもので――。

「狼」と「香辛料」な2人の長い長い旅が今始まる――。

感想

かなり有名な作品なので昔から知っていたのですが、最近になってやっと読めました……。
まずはストーリーの感想。
ファンタジー作品というのは基本的に剣や魔法が中心になっていますが、本作は商業と経済が中心になっているのが特徴です。
そのため、ド派手なバトルシーンなどはほとんどありませんが、水面下で行われる駆け引きや交渉などがかなりバチバチしているので、心理戦などが好きな人はきっと気に入ると思います。
僕はものすごく気に入りました笑。
そして、ライトノベルなのでライトに書かれていますが、中世ヨーロッパの本格的な経済をテーマにしているので、かなり勉強になります。
1巻を読み終えた際にはかなり頭が良くなった気がしましたね笑。
あとはとにかく表現がおしゃれでした。
特に最後に分かる「狼と香辛料」のタイトルの意味は本当におしゃれなので、是非読んで確かめてみてください……!

次にキャラ。
ロレンスは初登場時が25歳とラノベ界では年長な方で、聡明なキャラとして位置付けされているのですが、それよりも10倍くらい長く生きているホロに手玉に取られている場面が多くて可愛かったですね笑。
ホロも見た目は幼い美少女なのに、老獪な喋り方をしていて、そのギャップに萌えました。
本人はコンプレックスに感じている本来の姿も、挿絵で見開き1ページにわたって本当にカッコよく描かれていて、そのインパクトに驚きました。
ホロのファンが多いのも納得です。

最後に読みやすさ。
文章自体は読みやすいのですが、やはり商業と経済というテーマ上、僕にとってサクッと読める作品ではありませんでした。
それでも時間をかけてゆっくりと読めば絶対に理解できる内容になっているので、まずは1冊読んでみてください!

総合評価

ストーリー
★★★★★★★★
キャラ
★★★★★★★★
読みやすさ
★★★★★★

こんな人におすすめ!

ファンタジー旅物語が好きな人
ケモミミヒロインが好きな人
経済に興味がある人

今回は電撃文庫様より『狼と香辛料』について書かせていただきました!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
この作品が気になった方は下のリンクからお買い求めいただけると幸いです。

電子はこちら⇩

狼と香辛料
第12回 電撃小説大賞<銀賞>受賞作 行商人・ロレンスと、狼神・ホロが織りなすエポック・ファンタジー! 行商人のロレンスは、馬車の荷台で麦の束に埋もれて眠る少女を見つける。 少女は狼の耳と尾を持つ美しい娘で、自らを豊作を司る神・ホロと名乗った。 …

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