『シャーロック+アカデミー』を紹介します。※微酷評注意

ラノベ紹介
リュウ
リュウ

皆さんこんにちは、リュウです。
今回はMF文庫より『シャーロック+アカデミー』を紹介します!

『シャーロック+アカデミー』ってどんな作品?

『シャーロック+アカデミー』は著「紙城 境介」、イラスト「しらび」で贈られるミステリ作品ですね。

著者の紙城先生は他にも、角川スニーカー文庫より『継母の連れ子が元カノだった』や、MF文庫より『転生ごときで逃げられるとでも、兄さん?』などの作品を出されています。
※書影をタップすればBookwalkerさんのページに飛ぶことができます。

イラストを担当されたしらび先生は他にも、GA文庫より発売されている『りゅうおうのおしごと!』や、電撃文庫より発売されている『86―エイティシックス―』などの作品のイラストも担当されています。

メインキャラを4文でサクッと紹介

不実崎 未咲ふみさき みさき

本作の主人公で、真理峰探偵学園(探偵の専門学校)の1年生。
〈犯罪王〉と呼ばれ、世界一の犯罪者として知られる不実崎未全の実の孫。
その出自のせいで幼い頃から不当な扱いを受けており、生まれだけを理由に差別をする世間に不満を抱いている。
妹のため、祖父の悪名を塗り替えるくらいの名探偵になることを決意し、真理峰探偵学園に入学した。

詩亜・E・ヘーゼルダイン

本作のメインヒロインで、未咲のクラスメイト。
フランス生まれ、アメリカ育ちの才媛で、かつて〈犯罪王〉を追い詰めた〈探偵王〉の養女。
日本の国家探偵資格を取得するため、真理峰探偵学園に入学した。
凛とした雰囲気を纏っているが、実はだらしないところも……?

宇志内 蜂花うしない ほうか

詩亜と同じく未咲のクラスメイト。
「あるときは女子高生!またあるときは天才女優!しかしてその実態は―――!」が決め台詞の可愛い女の子。
特技は『変装』で、一瞬で全く別の人物になることができる。
元気はつらつな性格で、その特技から尾行などは得意だが、推理をするのは苦手。

あらすじ

真実を、競い合え──!

増加する凶悪犯罪に対抗し、探偵という職業の必要性が飛躍的に高まった現代。
日本で唯一「国家探偵資格」を取得できる超難関校・真理峰探偵学園に今年、とある少年と少女が入学する。
一人はかつて〈犯罪王〉と称された男の孫・不実崎未咲。
もう一人は〈探偵王〉の養女・詩亜・E・ヘーゼルダイン。
宿敵同士の末裔二人が、ここに邂逅したのだ!
そして始まる学園の日々。早速入学式から模擬事件が発生!?
しかも、一番先に正解したはずの詩亜よりなぜか不実崎の方が点数が高くて──
「私は──あなたに挑戦します!」
「後悔すんなよ、お姫様」
これは、真実を競い合う新たな学園黙示録。最高峰の知的興奮がここにある!

Amazonより引用

感想

※ちょっと酷評します。苦手な方はブラウザバック推奨です。

まずはストーリーの感想から。
推理力が全てを決める探偵学園で、犯罪王の孫である主人公と、探偵王の娘であるヒロインが、時に対立、時に協力しながら事件の真相を追い求める物語ですね。
設定自体はかなり面白かったですし、「ラブコメ」「バトル」「ミステリ」を全て両立させようとしているのは強く伝わってきました。
ただ僕的には、それらがどれも物足りないというふうに感じられてしまいましたね。
バトルに関しては「舌戦」なので他作品との差別化がしっかりできていたと思いますが、ラブコメとして読むならばやはり他のラブコメ作に軍配が上がってしまいますし、ミステリとして読むならば他のミステリ作品に軍配が上がってしまうと思います。
僕は「ミステリ」を読んでいる最中に、急にラッキースケベとかが入ってきてしまうとちょっと冷めてしまうタイプなので、全体的にこの作品のコンセプトと合わなかったです。
逆にそれらを許容できる人、それらが好きな人であれば、本作はとても面白いものと感じられると思います。
全体的に好意的な感想が多いですし、僕自身も面白いと感じられる要素(特にラストの展開)は多々あったので、「面白くない作品」というよりは「偶然僕にはハマらなかった作品」という感じです。
気になった方はキミラノなどで試し読みしてみると良いかもです。

次にキャラの感想。
登場キャラはみんな個性が引き出されていて、唯一無二の属性を持っていたので、読んでてとても楽しかったです。
ただそれだけに残念だったのが、メインの男キャラが主人公しかいないことです。
主人公と多く関わるキャラは5人ほどいるのですが、全員が女キャラだったので、男キャラ好きの僕としては、1人くらい男にしてくれ〜という気持ちになってしまいました笑
そりゃね!女性キャラの方が人気出ますけどね!男キャラが好きな人もいるんですよ!ここに!

最後に読みやすさ。
本作では、「事件の手がかりはすべて太字で示される。」という読者に挑戦を仕掛けるような仕組みが取られています。
これ自体はいいんですけどね。
太字が、太字が多すぎますよ……。
1つの事件につき3つくらい太字で大事なとこが示されると予想していたのですが、実際は20文くらい太字になってました。
ミステリ初心者の方向けの仕掛けなのでしょうけど、情報量が多すぎて結局覚えられませんでしたし、読んでる最中も僕は太字が気になって少し気が散ってしまいました。
ただまあ何度も言いますけどここら辺は好みの問題ですので、あまり気にならない方なら全然問題なく楽しめそうだなって思いました。

総合評価

スト―リー
★★★★★
5/10
キャラ
★★★★★★★
7/10
読みやすさ
★★★★★
5/10

リュウ
リュウ

今回はMF文庫より『シャーロック+アカデミー』について紹介しました!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
この作品が気になった方は下のリンクからお買い求めいただけると幸いです。

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