皆さんこんにちは、リュウです。
今回は電撃文庫様より、『雨の日のアイリス』について書かせていただきます。
『雨の日のアイリス』ってどんな作品?
『雨の日のアイリス』は著者「松山剛」、イラストレーター「ヒラサト」で贈られる、SF作品です。
「このライトノベルがすごい!」では2012年に10位を記録しています。
著者の松山先生は同じく電撃文庫様より『雪の翼のフリージア』、『氷の国のアマリリス』、MF文庫様より『君死にたもう流星群』などの作品を出されています。
※書影をタップすればBookwalkerさんのページに飛ぶことができます。
メインキャラを4行でサクッと紹介
アイリス・レイン・アンヴレラ
本作の主人公で、一人称は‟僕”。
アンヴレラ家の家政婦ロボットとして働いている。
性格は明るく、まさに犬系女子。
自分を造って、大切にしてくれるアンヴレラ博士のことが大好き。
ウェンディ・フォウ・アンヴレラ
ロボット工学の第一人者で、アイリスの主人。
アイリスに亡き妹の影を重ねている。
行き倒れているロボットを拾っては、自身の所属しているオーヴァル研究所に送って、修理を施している。
アイリスのことが大好き。
リリス・サンライト
解体工事現場で働く少女型ロボット。
裕福な家庭で大切にされてきたが、とあるきっかけで捨てられてしまう。
アイリス・ボルコフと出会い、友達となる。
性格は快活で、思いやりのある優しいロボット。
ボルコフ・ガロッシュ
解体工事現場で働く元軍用のロボット。
工事中に爆発に巻き込まれ、目や耳が悪くなった。
アイリス・リリスと出会い、友達となる。
性格は無口で、嘘をつかない正直者。
あらすじ
家に帰れば大好きな博士のことを見ることができ、話すことができ、触ることができる。
しかし、そんな日常はある日突然崩れ去った。
それから彼女を待ち受けていたのは地獄のような日々。
ボロボロの身体に変えられ、1日中無理やり働かされ、人間の命令は絶対。
彼女はそんな中出会った2体のロボット、ボルコフとリリスと共にこの地獄のような日々を抜け出そうと決意する。
彼女たちを待ち受ける運命とは――。
感想
初めて読んだ際にボロボロ泣いた思い出の作品ですね。
先日ありがたいことに読み返す機会をもらえたので再読しました!
まずはストーリーの感想から。
わかってはいましたが本当に強烈なストーリーでしたね……
アイリスの幸せな場面から始まり、このままいくのか?と思わせてからの急展開。
もう感情が吹っ飛んでいきましたね……
何度読んでも慣れないっす……
そんな衝撃的なストーリーが続く本作ですが、ラストシーンで全てを清算してくるのがまた本当にずるいんですよね。
読むのは4回目でしたが、今のところ号泣率は100%です笑
最高の読書体験をしたい方は是非読んでみてください!
次にキャラの感想。
アイリスもリリスもボルコフも、ロボットなのにみんな本当に人間らしいんですよ……!
特にボルコフがもうカッコよくて、カッコよくて……
第3章の「君に会えてよかった」は本作の数あるぼろ泣きポイントの中でも僕が1番好きな場面です!
未読の方はマジで読んでください。マジで。
最後に読みやすさ。
1巻完結で、ページ数も300前後なのでとても読みやすいと思います!
途中キツイ展開が何度もやってきますが、それらを乗り越えて読み終えた時は最高に清々しい気分に浸れるので、本っ当におすすめの作品です!
総合評価
ストーリー
★★★★★★★★★★
10/10
キャラ
★★★★★★★★★★
10/10
読みやすさ
★★★★★★★★★
9/10
こんな人におすすめ!
・ロボットが出てくる作品が好きな人
・泣ける作品が好きな人
・単巻完結作品が好きな人
今回は電撃文庫様より『雨の日のアイリス』について紹介させていただきました!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
この作品が気になった方は下のリンクからお買い求めいただけると幸いです。
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