皆さんこんにちは、リュウです。
今回はMF文庫様より『星降る夜になったら』について書かせていただきます。

『星降る夜になったら』ってどんな作品?
『星降る夜になったら』は著者「あまさきみりと」、イラストレーター「Nagu」で贈られるSF青春ラブコメです。
著者のあまさきみりと先生は角川スニーカー文庫様より『キミの忘れかたを教えて』や『忘れさせてよ後輩君』などの作品も出されています。

イラストレーターのNagu先生は他にも、電撃文庫様より発売されている『天使は炭酸しか飲まない』や、富士見ファンタジア文庫様より発売されている『私より強い男と結婚したいの』などの作品のイラストも担当されています。

『私より強い男と結婚したいの』について詳しく書いたブログはこちら⇒『私より強い男と結婚したいの』を紹介させていただきます。 | リュウのサブカル日記 (ryuunosabukarunikki.com)
メインキャラを4文でサクッと紹介
花菱准太
本作の主人公。
起きて、学校に行って、遊んで寝るだけの毎日を過ごしている超省エネ男子。
その一方、性格は社交的で友達も多い。
母親が店長を勤める喫茶店『花菱珈琲』でたまに手伝いをしている。
渡良瀬佳乃
本作のもう1人の主人公でメインヒロイン。
1人しかいない美術部に所属していて、部長を自称している。
性格は花菱と真逆で、物静かな人見知り。
ベタチョコという菓子パンとヘッドフォンが大のお気に入り。
登坂優
本作のイケおじ枠。
30歳の美術教師で、花菱のクラスの担任でもある。
佳乃の実の叔父であり、彼女を娘のように気にかけている。
花菱とは日常的にくだらない口論を繰り広げているが、仲は悪くない。
あらすじ
最初は馬が合わない2人だったが、2人での時間を多く過ごすことによって、互いに打ち解け、惹かれあっていく。
そして明かされる佳乃の過去と、謎に包まれていた【スノードロップ彗星】の秘密。
希望と慰めを与えるこの彗星に2人は何を想い、何を願うのか――。
感想
高校が舞台の純愛話なのですが、ほんの少しのファンタジーも孕んでおり、普段ファンタジーしか読まない僕でもかなり楽しめました!
高校という大きなコミュニティにも関わらず、登場するキャラはほとんど花菱、佳乃、登坂の3人のみで、それぞれのキャラが深く掘り下げられていたので、キャラに対してかなり好感を持てました。
人によってかなり評価の分かれるであろう終わり方でしたが、読了した後の脱力感や、虚無感を考えるとベストな終わり方だったと思います。
総合評価
ストーリー
★★★★★★★★★ 9/10
キャラ
★★★★★★★★ 8/10
読みやすさ
★★★★★★★★ 8/10
こんな人におすすめ!
・学園青春ラブコメが好きな人
・泣ける作品が好きな人
・1巻完結が好きな人
続編は出る?
この作品は1巻完結ものとなっていて、1冊で十分に楽しめます。しかし著者であるあまさきみりと先生が2021年の9月にこのようなツイートをされているので、もしかしたら続きが出されるかもしれません!(期待しないでと言ってはいますが)

ちなみに本作のタイトルは「フジファブリック」さんの同タイトルの曲「星降る夜になったら」からとられています。
この作品を読んだ後に「星降る夜になったら」を聴くと、とても胸に来るものがあるので、皆さんも是非聴いてみてください!
今回はMF文庫様より『星降る夜になったら』を紹介させていただきました。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
この作品が気になった方は下のリンクからお買い求めいただけると幸いです。
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